2009年7月 6日 (月)

ザ・マジック

jpmajicさん80 も書かれていますが、雑誌「ザ・マジック」が先月発売の80号で休刊となりました。季刊なので、80号でちょうど20年。長いようで短かった20年。レギュラー執筆陣の皆さんもそれぞれ、休刊に対する思いを述べられていて、感慨深いです。

実は私は80年代後半頃はマジックに対する興味を失いかけておりまして。そんな折、書店で「ザ・マジック」をみつけ「えっ?こんな雑誌が出てるの?」と手に取ったのが運の尽き^_^; 掲載記事に刺激をうけ再びマジック熱が再燃、現在に至るわけで、そういう意味では罪作りな雑誌であります。

また創刊時には思いもよりませんでしたが、その後何度か自分の作品を掲載していただいたのは良い思い出です。

自分でやってみて、原稿を書く作業というのは、エネルギーの要る仕事だと痛感したのですが、そういう仕事をコンスタンントにこなしているレギュラー執筆陣の方々はやはりすごいなぁ、と思ったり。

ともあれ、気長に復活を待つことにしましょう。

2009年6月25日 (木)

西部警察

1984年のお正月特番として放送された「西部警察パートⅢ」のスペシャル「燃える勇者たち」に、あの勝新太郎氏がマジシャン役(実はCIAのエージェントという設定)でゲスト出演しているのですが、その一部をYOUTUBEで見つけたのでご紹介します。

勝新のメイク凄いな(´Д`)

Photo ちなみにこのエピソードのマジック指導、錚々たるプロマジシャンの方々がされているようです。

(写真は「ワンツースリー55号」より)

2009年6月23日 (火)

天地のサツ焼き

先日慶應の発表会観賞のために東京へ行った際、久しぶりに八重洲のトリックスに寄ってみました。お店の中には2名の先客がいたのですが、手品道具の説明を聞きながら、「これ、タネ明かししちゃっていいですか?」などと頓珍漢な質問をしている(-_-;

どうやらテレビ番組の取材(の事前調査)のようで。件の2人連れが帰った後、おPhoto_5店の方が苦笑されていました。

で、いくつかネタを買ったのですが、今日はそのうちのひとつ、「天地のサツ焼き」をご紹介します。商品名に「天地」とあるように今は亡き天地奇術製であります。30年以上前の製品だと思いますが、よくこんなの残っていたなぁ。

現象は、番号を控えたお札を封筒に入れて封をし、燃やしてしまうが、灰を集めて揉むと、復活して元のお札に戻ってしまう、というもの。解説書とギミックの封筒のセット。封筒の方は経年変化で封の部分の糊がくっついてしまっていましたが、まあこれは仕方が無いか。

現象自体はオーソドックスなものなので、基本的な原理自体はまあ、おなじみのものなのですが、細かい部分のハンドリングはよく考えられています。また、観客にお札がまだ封筒の中に入っていると思わせる部分は、単純な原理ですが、面白いアイデアだと思いました。

ところで、天地さんはクラシックなマジックのタネも平気でパテント登録しちゃって顰蹙を買った、なんて話を聞いたことがありますが、こちらの解説書にも「PAT.」の表示が^_^;

2009年6月14日 (日)

KMS第46回定期発表会

昨日、新橋のヤクルトホールで開催された慶応義塾奇術愛好会の発表会を観覧してまいりました。今回の発表会のテーマは「LIBRARY」。それぞれの演目は図書館の蔵書、という演出でした。以下、備忘のため、内容を記録。(敬称略)

・ミッチー小西・ニミー酒井 「DREAM(笑) ~隠れミッ●ーを探せ~」
女性二人組によるキュートなパラソルプロダクション。ただ衣装がポンチョ風(パラソルなのでレインコートか)だったので、あれじゃ服の下にいくらでも隠せるよなぁ、と思えてしまい、不思議さという点では疑問が残りました。

・大和田健太 「Vergleich」
シンブル。前半ちょっともたついた部分がありましたが、後半のカラーチェンジは鮮やかで不思議でした。シンブルを帽子に入れて消すラストは無くてもいいような気がしました。

・伊藤卓 「Don’t think,feel!!」
ブルース・リーをイメージしてのジャグリング(デビルスティック)。中盤の物干し竿くらいの長さのスティックを使った演技は迫力がありました。BGMはブルース・リー調で統一した方が良かったと思います。

・Kouシバサキ 「しばさきスケッチ×365×(4+1)」 
スケッチブックに書かれたネクタイやシャツが本物になったり、絵に描かれた人物とやりとりをしたり。面白いアイデアだと思いました。エンディングなどをもう少し練りこめばもっと良くなるのでは。

・白濱佐和子 「Dear my son」
ゾンビボール。子供を亡くした母親が、子供の魂(?)と触れ合う、というストーリー性の強い演技。独特の雰囲気がありました。

・藤田友也 「Allegro!」
毛花ではなく、一輪の造花(?)のプロダクション。4つ玉みたいにして手の間に1本ずつ出していくのが面白かったです。

・田口智也 「擬似3
+好機+煙管+金襖」
両手サークルファンや、一回りサイズの大きいカードでのロールダウン、ジャンボファンプロダクションなど、難易度の高いテクニックを駆使されていました。仮面の演技を絡めていましたが、仮面の部分は無くてもよいような気がしました。

・藤田正矩・本田俊博 「雷電」
2人組、和装で傘をばんばん出していく。紙吹雪は出しすぎ(ばさんばさん出していた)の感が^_^;

・DaiGo・石礫砂・阪本佑 「FANTOM」
透明ボックスからの人体出現、剣刺し箱、プロペラ貫通。プロペラ貫通までやったのはびっくりしたなぁ^_^;

・水原渉 「Frontier Electron Theory(vol.5of5)」
リング。6本リングのルーティンを4本でやる、というようなコンセプトなのかな。リングのスイッチは一考の要有だと思います。

・一柳孝明 「或る怪盗の物語」
怪盗が名画を盗む、という演出で、舞台上のスクリーンに名画の映像を映し、その映像とのかけあいでの演技。映像とのかかわりがよくわからない部分があったのが残念。

・吉田彩 「All the Colors of Rainbow」
ブレンドシルクや20世紀シルク、ファンテンシルクなど。スチールなどは荒い部分がありましたが、構成としては綺麗にまとまっていたと思います。個人的に好きなタイプの演技。

・大木健渡 「Look!」
ロープ。タバリ風の演技。綺麗にまとまっていたと思います。

・平野貴久 「初めての一人ルーティン♪(Wave Transmission改めSoul Bossa Nova)」
ボールやリングを使ったトスジャグリング。安定した演技で拍手も一番大きかったと思います。

・田代裕樹 「elektric」
4つ玉。後半の紅白のボールのカラーチェンジが鮮やかでした。

・新田まりえ・田口智也 「ポッポLv.68」
ハト出し、バニシングケージ。安定した演技だったと思います。

全般的に気になったのは、演技中に意味も無く(本人には必要があるんでしょうが)テーブルの後ろに立つ演者が目だったこと。あからさまに怪しいので、あれはやめた方が良いと思います。(お前が言うな、という突っ込みは無しで(^^ゞ )

それからフィナーレの最後で、舞台上に並んだ出演者達が、代表者?をもみくちゃにする、という楽屋落ちみたいな部分は、外部の人間も来ている発表会ではちょっとどうかと思いました。

と、まあ批判的なことも書きましたが、堪能させていただきました。若い人の演技を見るのは気持ちがよいですね。演技のたびに客席から演者にむけて「〇〇っ!!」と掛け声が掛かるのがいかにも学生さんの発表会らしかったです。出演者、スタッフの皆さん、お疲れ様でした。

2009年6月11日 (木)

CRY BABY

ドク・イーソン氏浜松レクチャー終了!ご来場いただいた皆様、有難うございました。特に今回のためにわざわざ九州からいらっしゃったJ・Tさん、お疲れ様でした。

Photo さて、今日のネタはこちら→

ドク・イーソン氏のレクチャーの際、通訳として同行されていた二川滋夫氏のブースで購入したもの。二川氏も通訳の最中にギャグで使っていた、アクリル製の「涙」です。

そしてこれを見て思い出したのが、沢浩氏の作品「CRY BABY」。

マジシャンはカード当てに挑戦するが、どうしてもうまくいかず、泣き出してしまう。しかし、こぼした涙を集めて手の中に握りこむと、大きな涙のかたまりになってしまい、その「涙」で「間違ったカード」にオマジナイをかけると観客のカードに変化してしまう。さらに、観客のカードと同じ数字のカードが全部揃ってしまう……、というマジックです。

沢氏の手順はいろいろと凝っている分、ちょっと「準備」が必要だったり、テーブル越しに座っていないとできなかったりでなかなか敷居が高いのですが、「涙」のかたまりでオマジナイをかけると「間違ったカード」が観客の選んだカードに変化する、という部分を演じるだけでも充分面白いと思います。

また、今回購入した「涙」は、カードでちょうど隠れるサイズ(沢氏が使用しているのはもう少し細長い)なので、「ミルクとミクルとクルミ」のようにカードの陰でホールドしながら演技をすることも可能です。いろいろと使いみちを考えてみるのも面白そう。

2009年6月 6日 (土)

予言のスージー

ネット古書店で金沢文庫の手品本を検索していたら、リンドナーの「宇宙を駆ける男」がヒット。いや、手品全然関係ない本なんですが、これ読みたかったんですよね。というわけで速攻注文。便利な時代になったもんだ。

Photo ところで「浜松マジシャンズソサエティ」の名を頭につけて手品ネタを販売(?)しているHP(左の写真)を発見。なんだこれ(-_-;)

関連ページを見てみると、手品関連の単語をかたっぱしから頭につけてページを作っているみたいですね。SEO対策(笑)なのか?「日曜手品師」を頭に冠したページもあるなぁ。

当然ですが、これらのHPに関しては、私(日曜手品師)及び浜松マジシャンズソサエティは一切関わっておりませんので、ご注意下さい^_^;。

Photo_2

気を取り直してネタ紹介。

術者はセミヌードの女性の写真を5枚と「予言」と書かれた1枚のカードを取り出します。5枚の写真を卓上に並べ、この中から観客に好きな1枚を選んでもらいます。術者は、「あなたがどの女性を選ぶのか最初から判っていました」と言って「予言」のカードをひっくり返すと、「スージー」と書かれています。「実はあなたが選んだ写真の女性の名はスージーというのです」と言いますが、観客は納得しません。しかし術者は、「予言」が正しいことを証明します。

マッドマジックの製品です。マッドマジック製ということと「スージー」というネーミングから、もっとエロエロなネタを想像(スージー? スジ? ハァハァ(;´Д`) )していたらそんなにエロく無かったです^_^; 一部のカードが手渡し不可なのがちょっと気になりますが、手順としては面白くまとまっていると思います。

2009年6月 3日 (水)

プロフェッショナルコインマジックシリーズその4

「ひびちゃん」新作キタ━(゚∀゚)━!!!!! 相変わらず贋作度高いなぁ。本編の出来がアレなので複雑な気分ですが^_^;

さて本題。DPの「プロフェッショナルコインマジックシリーズ」に新作が出ていたので購入。

8 No.8「チャイナタウン・ミステリー」

フーディニコインを卓上に置き、手で被いオマジナイをかけると穴の開いたチャイニーズコインに変化してしまいます。そのコインを手に握ると元のフーディニコインに戻ってしまい、さらにまたチャーニーズコインに変化してしまいます。

レギュラーのチャイニーズコインとギミックコイン(チャイナタウンハーフと同じギミック)のセットです。説明書では、基本技法として「フィンガーパーム」「ラッピング」、基本となる手順の他、ボーナスとして「オーディナリーパーム」「コインスター」の解説と、他セットに入っているレギュラーフーディニコインを使った応用手順が解説されています。チャイニーズコインの出来はなかなかいい感じ。

9 No.9「カラテ・エキスパート」

コインを空中に投げ上げて人差し指で突くと、コインに穴が開き、指が貫通してしまいます。

所謂「カラテコイン」ですね。私はこれ上手く出来ないんだよな^_^;

レギュラーコインとギミックコインのセット。説明書では、基本技法として「フィンガーパーム」、3種類の演じ方、ボーナスとして「オーディナリーパーム」「コインロール」の解説と、「アメージングバイト」を併用した応用手順が解説されています。こちらの説明書を見ると、コインが曲がるという「ベントコイン」もラインナップに入っているようですが、店頭では確認できず。

しかしこういうネタがオモチャ屋さんで吊るしで売られる時代が来るとは……。

2009年5月29日 (金)

実演不可能?なマジック

49歳というのはあまりにも早すぎる……。残念でなりません。合掌。

Photo さて、ジョン・スカーニ(Jhon Scarne)氏の「Scarne on Card Tricks」に、ゆで卵の殻をむくと、白身の部分に観客の選んだカードの名前が書かれている、というマジックが紹介されています。方法は、1オンスのミョウバンを1パイントの酢に溶かし、この液体で卵の殻の上からフォースするカードの名前を書き、乾かしてから10~16分ゆでた後、水に入れて冷やす、というものだそうです。

しかし、「Scarne on Card Tricks」の抄訳本「世界のトランプ手品」(1974年 金沢文庫)で訳者の高木重朗氏が「この調合で何度となく実験を行なったが、うまくいかなかった」と記しているように、この方法で成功した、という話を聞いたことがありません。

……てな話が以前、クラブの例会で話題になったのですが、その後、熱心な会員さんがこの件についての検証を行っています。その途中経過報告がこちら。今後の研究が待たれます(他力本願やね自分^_^;)。

2009年5月25日 (月)

ドク・イーソン氏浜松レクチャー

右→の方にもご案内をしておりますが、ドク・イーソン氏のレクチャーが近づいてまいりましたので、告知をさせていただきます。 

マジック界のアカデミー賞と言われる、The Academy of Magic Artsによるマジシャン・オブ・ザ・イヤー。その2008年度のクロースアップ・マジシャン・オブ・ザ・イヤーに選ばれたドク・イーソン氏が来日、レクチャーツアーを行ないます。浜松では、下記の日程でレクチャーを開催いたします。

伝説的なマジックバー「ザ・タワー」で、27年ものあいだ観客を魅了しつづけてきた彼は、 本物のエンターテイナーです。そして、名作「アニバーサリー・ワルツ」に代表されるように、トリックの構成や演出も見事です。楽しく有意義なレクチャーになることでしょう。

大ベテランの芸をぜひ生でどうぞ。レクチャーはカードとコインが中心となります。浜松近辺にお住まいでクロースアップマジックに興味のある方は是非ご参加を(^_^)/

  • 日時 2009年6月9日(火曜日)19:30開演
  • 会場 浜松サゴーイン 1F会議室
  • 会費 社会人 4500円 学生2500円

特に予約は不要ですが、人員把握のため、参加希望の方は管理人宛メールでご連絡いただければ幸いです。

2009年5月20日 (水)

マクドナルドのハッピーマジック

何でも萌えキャラにすりゃいいってもんじゃないだろ、と思う今日この頃。

はい、本題です。やや遅きに失した感はありますが、ELECTRICSHEEPsさんのハンバーガーネタに便乗。テンヨーから1998年にマクドナルドとのコラボで発売されたハッピーマジックシリーズの紹介です。

まずは「魔法のメニュー」、「マインドシェイク」、「ドナルドのマジックショー」の3点がセットになった「マジックメニュー」。

1 「魔法のメニュー」はメニューに書かれた14種類の中から観客が選んだものを当てる、というもの。「ドリームサイコメトラー」のマクドナルド版といえましょうか。カードの裏模様はそのまま「ドリームサイコメトラー」のものを流用しています。

ところでこのマジック、最近出版された手品本にカードのデザインも含めてほぼそのまま収録されてるけど大丈夫なのか^_^;

2 「マインドシェイク」は、相手が選んだ数字によって選ばれるアイテムが予言されている、というもの。こちらもお馴染みの原理を使用していますが、小道具(ストロー)の使い方が洒落ています。

3 「ドナルドのマジックショー」は、6枚のカードの中から観客が選んだカードを当てる、というもの。ウォンドを使ったライジングカードですが、ドナルドのカードが観客のカードを探し出す、という演出になっています。

いずれも原理自体はお馴染みのものですが、上手くアレンジされています。

4 続いては「魔法のビックマック」。

紐にビックマックが通っています。両手で紐の両端を持って紐を縦にすると、当然ビックマックは下に落ちますが、術者が止まれ、と掛け声をかけると紐の途中で止まってしまいます。「キュビオ」のハンバーガーバージョンです。「キュビオ」と同じくロック機能付きなので手渡し可。

5 こちらは「不思議なフライドポテト」。

1本のスポンジ製のポテトが、相手の手の中で2本に増えます。この2本がさらに4本に増え、最後には「4」の字の形のスポンジに変化してしまいます。なかなか面白いルーティーンだと思います。

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