無料ブログはココログ

最近読んだ本

ヨーキム・ソルバーグ氏浜松レクチャー

Joachimsolberg ヨーキム・ソルバーグ氏が来日、レクチャーを行います!
ヨーキム氏はデンマークのプロのクロースアップマジシャンです。彼はデンマーク女王と知り合いで、毎年招待されて女王にマジックを披露したり、TVのマジック番組やコマーシャルに出演するなど、非常に知名度が高く人気のマジシャンです。

彼の演じるマジックは、カード、コイン、ロープ、スポンジ・ボール、スプーン、指輪、カップ&ボール、と多岐にわたっています。特にカップ&ボールは絶品で、彼のプラスチックのカップを使った演技を見たマイク・スキナーが感動し、フランシス・カーライルの銅製のカップを譲った話は有名です。

今回は、2004年、2007年に続いて三回目のレクチャーになりますが、以前参加された方も楽しんでいただけるよう、なるべく新しいトリックをレクチャーしてもらう予定です。
この機会をお見逃しなく!!

日時:2017年2月25日(土曜日) 12:45開場 13:00開演
会場:浜松駅前ビル貸会議室 A会議室(浜松市中区旭町10-8 浜松駅前ビル4F)
会費:社会人 5,000円 / 学生(大学生以下) 2,500円
参加ご希望の方は当ブログ管理人宛、ご連絡ください。

Photo

2017年2月21日 (火)

ジョン・カーニー氏レクチャー

今年(2017年)の春は、「春のレクチャーまつり(🄫ペリエ北原)」と言わんばかりの外国人マジシャンのレクチャーが目白押しであります。
先日(2月18日)、私もその第一弾ともいうべきジョン・カーニー氏の名古屋レクチャーに参加してまいりました。
備忘のため、以下レクチャー内容を記載しておきます。

・Caffeinated Cups & Balls

コーヒーカップとブドウを使ったカップ&ボールの手順。
取っ手のあるカップならではのハンドリングが面白いです。
カーニー氏のファイナルロードについての考え方も勉強になります。

・Silver and Glass
コインの出現、グラスへの飛行、消失、フラリッシュ的な出現の手順。
持ち手のあるシャンパングラスの特性を上手く生かしたハンドリングが巧妙です。
氏の説くフィンガーパームの有用性についてのお話も納得。

・Halves in the Mist
2枚のコインを使ったハンギングコインの手順。
とても不思議ですが、難易度高ぞ(^_^;)
カーニー氏自身も「すぐ出来ると思うな」と仰ってました。「無理だと思った技法でも、毎日練習すれば少しずつ成功率が上がり、いつかノーミスで出来るようになる。自転車に乗るのとと同じように」というお言葉が胸にしみます。

・Just a Cigar
小さなコインパースの中から葉巻(木製のイミテーション)が出てきます。その葉巻をポケットにしまいますが、再び出現します。何度ポケットにしまっても手の中から出現します。その葉巻を手の中に握りこむと消えてしまい、コインパースの中から出てきます。
コインパースから中に入るはずのない長物が出てくる、というおなじみの一発芸的なマジックが見事な手順になっています。

・Inscrutable
術者は1組のデックをカットしてAを取り出す、と言いますがAのかわりにジョーカーが出現します。「ジョーカーはいつも邪魔をする」と言ってジョーカーを裏向きにして卓上に置き、もう一度Aを出そうとしますが、やはりジョーカーが出てきます。ジョーカーを置き、再びAを出そうとチャレンジしますが、またしてもジョーカーが出てきます。さらにもう一度チャレンジしますが、やはりジョーカーが出てきます。しかし、最後に出現したジョーカーで卓上の3枚のジョーカーをすくって表向きにすると、4枚ともAになっています。
要は4回スイッチを行うのですが、無理のないハンドリングになっています。2回目のちょっと図々しいスイッチの方法が面白かったです。

・Bullet Train
4枚のAを使ったカードアップザスリーブ。
最後の飛行の部分の図々しい方法がユニーク。

・Laipzig-Skinner Surprise
デックをリフルして観客にストップをかけてもらい、そのカードを覚えてもらいます。トップとボトムに観客のカードがないことを確認した後、デックを裏向きに観客の手のひらの上に置きます。おまじないをかけてからデックのボトムカードを見ると観客のカードです。もう一度やってもやはりボトムに観客のカードが出現します。さらにもう一度行いますが、今度は観客のカードが出てきません。しかし、術者がデックを手で覆うと、観客のカードが表向きで出現します。
シークレットムーブを行うタイミング、観客の視線の誘導が絶妙です。ただでさえテクニックのあるマジシャンに、完璧なミスディレかまされちゃうとグゥの根も出ません。ここらへんは現場での実践の回数が物を言うんだろうなぁ。

休憩なしでみっちり2時間、堪能させていただきました。ただ、ちょっと残念だったのは、参加人数が思ったより少なかった点。勿体ない!!

さーて、今週末はレクチャーまつり第二弾、ヨーキム氏だ!

2016年8月24日 (水)

ジョシュア・ジェイ氏浜松レクチャー

Photo ジョシュア・ジェイ氏が来日、レクチャーツアーを行います。氏は世界で最も注目されているマジシャンの1人です。世界60ヵ国以上でレクチャーを行い、最近ではアメリカの人気TV番組、ペン&テラーの「Fool Us」にも出演しました。
今回は2002年、2009年に続いて3回目の来日で、7年ぶりに新作クロースアップやサロンマジックをレクチャーします。
最後にカード1枚1枚すべてが透明になってしまう「Phantom Deck」、テーブルやスライハンド無しに3枚のコインが表れて消える「Triad Coins」、ヒッチコック映画のように奇妙なカードマジック「Hitchcock」、さらにはカードのコントロールやカラーチェンジなどのレクチャーを予定しております。

日時:2016年10月19日(水曜日) 18:30開場 19:00開演
会場:Pops倶楽部(浜松市中区田町331-9 マルケンビル6F)
会費:社会人 5,000円 / 学生(大学生以下) 2,500円
参加ご希望の方は当ブログ管理人宛、ご連絡ください。

Pops

2016年4月27日 (水)

マリニのエッグバッグ

内側と外側を良く改めた布袋から卵が出現消失を繰返すエッグバッグ。1つ持っておくとサロンやちょっとしたステージなどで重宝するマジック道具です。エッグバッグとひと口にいってもいろいろなタイプがありますが、一番ポピュラーなのは「マリニ式」と呼ばれるタイプ。そこで、私が所持しているマリニ式のエッグバッグをいくつかご紹介します。

1 まずは、ポルトガルのルイス・デ・トマス製。
サイズはやや小ぶり。布地は柔らかめ。
個体差があるのかもしれませんが、私が購入したものは縫製が甘く、使用しているうちに袋の底の糸がほどけてしまいました。それを抜きにすれば使い勝手は良いです。
DVDがセットになっていて、解説ではクライマックスにひよこ出すようになっていますが、これはちょっとやりすぎかも。

2 続いてアルゼンチンのバザール・デ・マヒア製。
ルイス・デ・トマスのものよりもひとまわり位大きなサイズ。布地は柔らかめ。
木製の卵が付属しています。卵のサイズはL玉位の大きめのもの。卵はムクなので重量も結構あります。個人的には、卵はもう少し小さくて軽い方が扱いやすいような気がします。

3_2 こちらはスウェーデンのゲイ・ユンバーグ製。
ナイロンのような布地で、触感は硬め。
解説DVD付き。DVDで紹介されている、袋を改めて空であることを示した後、袋を観客に持たせ、観客自身に袋から卵を取り出させる演じ方は非常に効果的だと思います。

6 ミカメクラフト製。
写真では黒っぽくみえますが、青地の布で白いドット模様がついています。布はやや薄手で、柔らか目。
一番の特徴は、口に紐が付いていて巾着状になること。紐のつき方で、袋の中を確認しなくても、タネの位置がすぐ判るようになっています。
7_2 また、オプションとして同じ布で作られたスカーフが別売されていました。これは、エッグバッグの演技の最後に、袋と折り畳んだスカーフをすり替え、袋が一瞬でスカーフに変化する、というクライマックスを演じるためのものです。

4_2 最後はセルビアのロッシー製。
こちらもナイロンのような布地で、触感は硬め。解説DVDとプラ製の中空の卵が付属しています。
実は、このエッグバッグ、「NINJA EGG BAG」という商品名で販売されていたので、「一体どんなエッグバッグなんだろう?」と思って購5_2 入したのですが、解説DVDを見たら、忍者の格好をしたおじさん (ロッシー氏)が普通のマリニ式のエッグバッグの演技をしているだけでした。思わず画面に向かって「そっちかい!」と突っ込んだのは言うまでもありません。

2016年4月22日 (金)

Japanese Glass Levitation

1 このブログを開設した際の最初の記事にも書きましたが、私がマジックに興味をもつようになったのは、祖母に買ってもらったテンヨーのマジックセット、「あなたは手品師」がきっかけでした。

そのセットの中のメイン商品といえるのが、「これが手品」です。どんな現象か、簡単に説明すると……
改めた2個の透明なコップにシルクのハンカチを入れ、その上に折り畳んだ新聞紙を載せます。2個のコップの間にウォンドを差し入れ、そのままを持ち上げるとコップは新聞紙にくっついて持ち上がります。コップからハンカチを抜き出しますが、怪しいところはありません。

3 なにぶんこのセット、ウン十年前に買ってもらったものなので、既に失くしてしまったのですが、少し前に百円ショップのダイソーで、「これが手品」のミニチュア版ともいえる商品を見つけたので、買ってしまいました。
こちらの商品名は「宙に浮くコップ」。
附属のコップは不透明。新聞紙のかわりにハンカチを使用し、コップにハンカチを入れる代わりに水を入れる、と説明書には書いてあります。
タネの部分がこの為に造られたものではなく、市販のある文房具をそのまま流用しているのにはちょっと驚きました。でもって、この「タネ」に対して附属のウォンドが太すぎるので、うまく「浮き」ません。とほほ……(^_^;)

4_2 ところでこのマジック、モダンな道具立てなので、海外から伝わったマジックのようにも思えますが、同じ原理・現象のものが既に江戸時代後期に発行された手品伝授本「盃席玉手妻」に記されています。こちらの本では、コップとウォン5_2 ドではなく、お椀と扇子を使用しています。
そして同様のマジックが、「盃席玉手妻」の他にも「座敷即興手妻」、「手品早合点」、「手妻伝授紫帛」などの伝授本にも記されていることから、江戸時代ではある程度ポピュラー なマジックだったことがうかがえます。

2_2 私が子供の頃に読んだ子供向けの手品本にも同様のマジックが解説されています。こちらは、お盆の上に伏せて置いたコップが、お盆をひっくり返しても落ちない、という演出になっています。また、ウォンドや扇子のかわりに、コップの間には親指を入れる、という演じ方になっています。
※図左は引田天功監修「手品・奇術入門」小学館1971年・右は杉山金太郎著「マジック教室」秋田書店1969年より

で、今回、何故このマジックを取り上げたのかというと、去る4月17日に開催された「第2回 石田天海フォーラム」において、このマジックが話題に上がったからなのです。1936年にこのマジックを「Japanese Glass Levitation」の名で始めてアメリカに紹介したのが他ならぬ石田天海氏だったそうなのです。天海氏が紹介したのは、本の上にコップを伏せ、本を持ち上げてひっくり返してもコップは落ちない、という演じ方で、アンネマンもこのマジックを「優れたトリック」と書いています。その後、このマジックはCh.ラーソンによってヨーロッパに伝えられ「ラーソンがアメリカから持ち込んだトリックではベスト」と評されたそうです。

2016年4月21日 (木)

WHITE WASH

White_wash 1組のデックを表向きに広げて見せ、観客に1枚のカードを頭の中だけで選んで覚えてもらいます。術者は、もう1組のデックを裏向きで取り出して手に持ち、先ほど覚えたカードの色が赤か黒かを観客に尋ねます。観客が答えたら、覚えた色ではない方の色のカードを取り除く、と言って裏向きのまま表を見せずにデックから半分ほどを取って卓上に置きます。次に、マークを尋ねます(例えば、先に観客が黒いカードと答えたら、スペードかクラブのどちらかを聞く)。選ばれなかったマークのカードを取り除く、と言ってさらに手元のカードから半分位を卓上に置きます。最後に、覚えたカードの数が小さいか、大きいかを聞いて、また手もとから半分位のカードを取って卓上に置きます。そして残ったカードを、「A、2、3、4、5、6、7(或いは8、9、10、J、Q、K)」と言いながら、裏向きのまま卓上に1枚ずつ横一列に並べて置きます。そして観客に、1列に並べたカードの中から自分が覚えたカードと同じだと思うカードを表向きにしてもらいます。表向きにしたカードは観客が覚えたのと同じカードです。しかし、残りのカードを表向きにすると、表が印刷されていないブランクカードです。そして、先に卓上に置いたカードの表を見ると、こちらも全てブランクカードです。

カード・シャーク社の「WHITE WASH」です。先日紹介した「ブリザード」と同じく、観客の選ん だカード以外は全てブランク、という現象です。ただ、「ブリザード」と違い、カードの選択を「別デックから選ばせる」ようにしたことと、ブランクデックのタネ部分の「加工」により、ブランクカードを示す部分の演技が非常に楽にできます。

White_wash2_2 で、もうひとつ。こちらは緒川集人氏の「IMPOSSIBLE BLANK」。現象的には、上記の「WHITE WASH」とほぼ同じで、別デックから観客が選んだカード(と同じカード)以外は全てブランク、という現象です。
相違点は、カードの選択が、デックの表を見て覚えてもらうかわりに1枚抜いてもらう、ということ(実際には、こちらのセットでも見て覚えてもらう、という演技は可能です)。
最後に横一列に並べる6~7枚のカードは、最初にブランクデックから抜き出して脇によけて置いておく、ということ。そして、ブランクデックは、最初からブランクであることを見せてしまう、ということでしょうか。ブランクなのを見せながら、「こちらは赤いカードなので捨てちゃいましょう」などと言いながら選ばれなかったカードを捨ててゆくので、変なおかしさがあります。

タネ的な点での相違は、「WHITE WASH」が、カード・シャーク社ならではの加工がされているのに対し、こちらで使用するカードはノーマルで、ある種ミスディレクションをきかせたハンドリング(手順中、一か所で「ブリザード」ほどではありませんが、少し大胆なことをします)で現象を成立させている、という点でしょうか。そのため、ブランクデックの方は、演技後に全て観客に手渡して調べてもらうことができます。緒川氏によれば、手順中のダーティーワークの部分、プロのマジシャンに繰り返し見せたこともあるが、気付かれることはなかった、とのことです。
同じような現象でもさまざまな解決法があるのが面白いですね。

2016年4月19日 (火)

ブリザード

最近はレクチャーの記事ばかりだったので、マジック道具の紹介記事でもひとつ。

1_2 観客に好きなカードのマークと数字を思い浮かべてもらい、それが何のカードだったかを言ってもらいます。術者は「観客の言ったカードと同じ数字のカードを取り出す」と言って、1組のデックから観客に表を見せないように4枚のカード抜き出します。そのうち3枚のカードを表向きにすると、何も印刷されていないブランクカードです。残りのデックを表向きにすると、こちらも全てブランクカードです。残った1枚を表向きにすると、そのカードのみが普通のカードで、観客が思い浮かべたカードです。

ディーン・ディル氏の「コロッサル・ブリザード」です。観客が自由に思った以外のカードは全てブランクカードになっている、という強烈な現象です。
カードの選択は全くのフリーチョイスで、演技後にはすべてのカードを観客に渡して調べてもらうことができます。スライハンド的な意味でのテクニックは不要ですが、手順中、一か所で「とても大胆なこと」を行なう必要があります。そういう意味では、全くの初心者には少し敷居が高いかもしれません。
観客は少なめの方が演じやすそうです。

2_2 観客から見た現象はほぼ同じですが、ギャフデックを使用することによって「大胆な動作」を行なわなくてもよいようにしたのが、マーク・メイソン氏の「ツイステッド・ブリザード」。

ギャフカードを使用することによって、非常に簡単に演技をすることができます。ただし、ギャフカードゆえの欠点もあるわけで……。
何よりも、「観客のカード」を手渡しどころか、カードの全面を全て見せることができないのはちょっとマイナス。
なお、附属DVDでは同じギャフデックを使用した「アオウト・オブ・ディス・ワールド」のバリエーションも解説されています。

3_2 カードの選択部分にエキボック的な手法を使うことによって、ギャフカードやデックスイッチを排して同じような現象を行なえるようにしたのが、オズ・パールマン氏の「コロッサル・ブリザード」です。
難しいテクニックは不要で、ブランクカードの改めも自然に見える無理のない手順だと思います。

2016年2月 3日 (水)

カール・ヘイン氏レクチャー

Img_20160131_145408 去る1月31日、名古屋で開催されたカール・ヘイン氏のレクチャーに参加してまいりました。ヘイン氏については、「ヘインシュタインシャフルの人」ぐらいの認識しかなかったのですが、カード以外にもコイン・紙幣・ルービックキューブ等多彩な演技解説をされ、ショーとしても楽しめました。

以下、備忘のためレクチャー内容を記載しておきます。

・HEINSTEIN'S DREAM
カードのトーン&レストア。
デュプリケイトを取扱いやすくするために事前に○○しておく、というのは別段新しい手法ではないのですが、後段の復活後のタネの処理の際にもその準備のナニを再利用する、というあたりが巧いところです。

・HEINSIGHT
デックケースのフラップに「あなたはジョーカーを選ぶ」と予言が書かれています。ケースからデックを取り出し、観客に1枚のカードを選んでもらいます。観客が選んだカードを見るとジョーカーではなくハートの2です。しかし、ケースを見ると、フラップには「あなたはハートの2を選ぶ」と書かれています。さらに、ハートの2以外の残りのカードを見ると、全てジョーカーです。
不思議で意外性のある2段構えの予言トリック。別のトリックのギミックの原理を、フラップに書かれた予言の変化に応用するのが賢いです。リセットも簡単なので、テーブルホップをするマジシャンは重宝しそう。

・SQUARELY DEALT
シャフルしたデックで4人分のブラックジャックの手を配ると、全ての手の合計が21になっている。さらに、配られたカードを4×4の方形に並べると、縦・横・斜め・角の4枚等、全ての合計も21になっている。
魔方陣トリック。スタックデックなのですが、フォールスシャフルを駆使してからのディーリングなので説得力があります。なお、ヘイン氏、実演の際、途中で「ごめん、セット間違えた」と言って、ご自分のレクチャーノートを見返しながらセットし直してました(^_^;)

・FALSE SHUFFLES & CUTS
ヘインシュタインシャフルのバリエーション的なヘイネスシャフル・トリュフルシャフルや、フォールスオーバーハンドシャフル、フラリッシュ風のフォールスカット等をざらっと実演。トリュフルシャフルはリフルシャフルしてるようにしか見えなかった。練習して出来るんだろうかアレ(^_^;)

・BREAKING THE 2nd Rule
3人の観客が選んだカードがカードケースの下から現れたり、逆に選ばれたカード以外の残りのデックがいつの間にかカードケースの下にあったり。
3段からなるカードアンダー・ザ・ケース現象。観客の注意力の誘導が良く考えられています。演技が終了した時点でデックスイッチが完了しているので、そのまま次のカラーチェンジングデックの演技に続きました。

・MY FAVORITE COLOR CHANGING DECK
赤裏のデックを取り出し、観客に好きなカードを言ってもらいます。そのカードを抜き出して裏を見ると、そのカードだけが青裏です。しかし、その後、デック全体が青裏になり、先ほど観客が言ったカード1枚のみが赤裏になります。さらにその赤裏のカードが、他のカードと入れ替わります。
3段(続けて行なわれたHAT LOADを入れると4段)の手順。ありがちといえばありがちな現象なのでしょうが、細かい部分でハンドリングが工夫されています。

・HAT LOAD
観客の指定したカードが術者のかぶっていた帽子の中から出てきます。さらに、帽子の中からケチャップ瓶が2本出現します。
ケチャップのロードはかなり大胆なのですが、見事に引っかかりました。2本目が出てきた時は「ウェッ」と、ちょっと変な声がでました(^_^;)

・HEINY 500
5枚の白紙が千円札になります。
タネ自体はおなじみのものなのですが、改め部分のハンドリングがとても綺麗で、「あれ?全部裏表あらためたよなぁ」とひっかかりました。

・SWITCH CRAFT

紙幣を使った当てもの。
以前、グレゴリー・ウィルソン氏が来日した際もちょろっと紹介していたネタ。「紙幣になる白紙」のタネを当てものに応用するアイデアは目から鱗です。

・HEIN'S CATCH UP

銀貨・銅貨・チャイニーズコインのいわゆる「スリーコイントリック」を使った、コインの出現・3フライなど5段からなるルーティン。後段の観客の肩や腕を使った部分のミスディレクションのかけ方などはさすがです。

・ONE COIN ROUTINE
氏のワンコインルーティーンとマンモスコインのプロダクションをさらっと実演。解説。

・GRANDMOTHER'S B.L.T.
観客が選んだカードが2枚の絵札の間から現れます。さらに2回、サンドイッチ現象が繰り返されますが……
3段からなるサンドイッチカード。意表をついた3段目の現象がユニーク。こちらも観客の誘導が巧く考えられています。

・CUBE FX(演技のみ)
ルービックキューブを使ったルーティン。揃ったキューブを観客が混ぜたキューブと同じ配列にしたあと揃えたり、観客が選んだ1色だけをそろえたり。

・THREE DEGREES OF SEPARATION(演技のみ)
借りたデックを観客にシャフルしてもらった後、3人の観客に好きなカードを見て覚えてもらいます。「カードの順番を覚える」と言って、30秒ほどデックのフェースを見た後、裏向きにしてそれぞれの観客に覚えたカードの名を言ってもらい、そのカードをデックの中からいろいろな方法で取り出します。さらにデックをシャフルすると、トップからA枚・2が4枚・3が4枚……Q4枚・K4枚、という具合に、数ごとにそろってしまいます。さらにシャフルすると今度はスーツごとにA~Kの順番にそろってしまいます。トリにふさわしい圧巻の演技でした。

2016年1月25日 (月)

ボリス・ワイルド氏浜松レクチャー

Boriswild_photo フランスからカーディシャンのボリス・ワイルド氏が来日します。
氏は1997年のFISMドレスデン大会のカード部門コンテストで2位を受賞しています。1位は該当無しなので、1997年度のカード部門の実質的な世界チャンピオンといえるでしょう。
また、彼が考案したマークトデックは世界的なヒット商品となりました。
ボリス・ワイルド氏は、レクチャラーとしても評価が高く、クラシックなプロットを実用的な作品に仕立てるのを得意としています。
今回のレクチャーでは、アンビシャスカード、インビジブルデック、オープンプレディクション、エニーカードアットエニーナンバー、10カードポーカーなど、古典的なカードマジックの効果的で易しい方法、新しいプレゼンテーションが披露される予定です。
カードマジックのレパートリーを充実させたい方は、是非ご参加ください。

日時:2016年3月8日(火曜日) 18:30開場 19:00開演
会場:Pops倶楽部(浜松市中区田町331-9 マルケンビル6F)
会費:社会人 5,000円 / 学生(大学生以下) 2,500円
参加ご希望の方は当ブログ管理人宛、ご連絡ください。
Pops

2015年8月20日 (木)

UGM MAGIC CONVENTION 2015その2

コンベンション2日目、最初のプログラムはコンテスト。コンテスタントは16人。

コンテスト
AZUSA
傘出し、ミリオンフラワー、神田祭り、和セイロ等。スピーディーでテンポの良い演技でした。
瀬紀代功賞

斎藤仁
カードマニピュレーション。ジャンボカード、マンモスカード出し。

イ・ジョンミン

ドラムのスティックに見立てたウォンドのマニピュレーション。
UGM特別賞

HIDE笹川
写真とプレゼントを小道具に使った手順。バラやブーケの出現等。

銭晟揚
ボール・カードマニピュレーション、ボールジャグリング、卵の四つ玉風プロダクション。テクニック的には申し分ありませんでしたが、演技内容がメインゲストの劉明亜氏のコピーだったのが惜しまれます。まだ10代前半とのことなので、オリジナリティを加えたら数年後には凄いマジシャンになっているかもしれません。
UGM敢闘賞

MASAYO
20世紀シルク、袋玉子、紙玉子、3本ロープ、バッグが羽織に。途中のミスは残念でしたが、良くまとまった手順だったと思います。
特別賞(チョンジュ国際マジックコンベンション招待コンテスタント)

ダニー・ヤン

ネクタイのカラーチェンジ、腕時計の出現、カードマニピュレーション、シャツのカラーチェンジ・消失。シャツが消えたのを示すためにジャケットを脱いで上半身裸になって演技を終わったのはちょっと可笑しかったです。

村田奈央
写真に見立てたカードのマニピュレーション、影絵、ボールマニピュレーション等。ファンテンシルクならぬファンテンシャツは意外。表現力のある方だと思います。
TMA特別賞

ジョナス・チェン
ダブプロダクション。ジャケットは着ず、シャツとベストだけの衣装でハト出し。透明なビニールからハトを出すなど、出し方もユニークでした。ケージの中のハトが一瞬でジャケットに変わり、それを羽織って演技を終わる、というのも洒落ていました。
2位

チェ・キョドッ
Tシャツ→Yシャツ・ネクタイにチェンジ。ケーン、ファンカード、ファンプロダクション等。ファンプロダクションはダイナミックで見応えがありました。
3位

ユン・ヤング
ポッキーに見立てたウォンドプロダクション、ロリポップキャンディーがボールに変化、ボールのカラーチェンジ・増加、ジャンボポッキーの出現等。

前田将太
カードマニピュレーション、羽根毛の出現・カラーチェンジ・増加、ボールマニピュレーション等。

チョン・ミンギュ
ケーン→ウォンド、ウォンドマニピュレーション、蝶ネクタイの消失出現、ボールジャグリング、ボール→ジャンボボール、ジャンボボールジャグリング・カラーチェンジ・増加。手順も無理がなく、技術も安定しており、キャラクターも好感が持てました。
1位

新井ショウ
コンタクトジャグリング風のカードフラリッシュ、コンタクトジャグリング的な要素を入れたジャンボサイズのリング3本でのリンキングリング。何度か演技を拝見したことがある方ですが、今回の演技は初めて観ました。面白かったけど、マジックのコンベンションでのコンテスト演技、と言うことを考えると、この演技で良かったのか?という気がしないでもありません。
UGM特別賞

チャン・ヘソク
時計のプロダクション。
TMA特別賞

カン・テソン
最後の最後にヘンな人キタ。中二病みたいな衣装でマスクやディライト、弓矢に見立てたアピケンの乱射。現象が起きるたびに奇声を上げる。マジックパートの精度を上げ、ヘンさを徹底的に追求すれば大化けするやもしれません。

お昼をはさんで、2班に分かれてクロースアップショーと「スペシャルイべント」。

クロースアップショー

ふじいあきら

チョップカップ、ワンコインルーティン、カードアンダーザボックス。
エニイカードアットエニイナンバー。エニエニはとっても不思議(@_@;)
締めはコラボキューブ。

アンドスト
4個の色違いのデックから選ばれる13枚のカードが予言されている。
トライアンフ。前日のレクチャーでデックスイッチの解説しちゃったのがなぁ(^_^;)

ヒロ・サカイ
1組のデックから2人に観客にカードを選ばせた後、観客にシャフルさせ、2つの山に分け、双方の山を同時に上から順番にめくってゆくと、同じ場所から2人のカードが出てくる。不思議。
カードアクロス。ひっかかりました。
マコミカルデック風の予言(多分)←私、お手伝い役に選ばれたんで、他のお客さんからはどう見えていたのかははっきり判らないんですが(^_^;)

SORA
カードの予言? キャンディー当て。
フルーツカットの予言、というか共鳴現象か。フルーツのやつは、よくあるネタなんだけど、アレンジのしかたが巧いと思いました。キャンディー当てもバカバカしくて面白い。

キム・ミンヒョン
エッグバッグ。卵が出たり消えたりする合い間に、ネクタイや胸につけていた花飾りがいつのまにか袋の中から出てくる。
デックからAを出現させた後、観客が指定したスーツの2~Kまでを順番に取り出す。普通に演じればカッコいいマジックだが、勿論普通には演じない(^_^;)

スペシャルイベント

スペシャルイベントは、レクチャーとトークセッションの2部構成。

レクチャー

伝々
バレにくいスチールについて
パーム時の力の消し方について
効果的な演出方法について
等が実演を交えて解説されました。

トークセッション
マギー司郎、ジョニー広瀬、ボナ植木の3氏によるトークセッション。ナビゲーターはカズ・カタヤマ氏。
マジシャンになったきっかけや、デビュー当時のエピソードなど興味深いお話を聞くことができました。マギー師匠は素のトークも面白いなぁ。

コンテストの結果発表の後はクロージングガラショー!

クロージングガラショー

リ・ウンギョル
昨夜のキャバレーショーに続き、マジシャンあるある失敗ネタで笑いを誘った後、一転してファンタジックな演技に。カードに蝶の絵が現れ、3D映像の蝶が出現、さらに映像の蝶が本物に!

イ・ヨンウ
カードマニピュレーション。カードの出し方もいろいろとバリエーションが豊富で飽きさせずに魅せてくれます。

ハン・ソルヒ
溌溂としたCDマニピュレーションとはうってかわったロマンチックな演技。恋人に焦がれる青年、という舞台設定でのボトル・グラスの出現、水→ワインへの変化、花・ブーケの出現など。

ホァン・ポーハン
本と栞を小道具に使った幻想的な演技。

伝々
トリは好評に応えて再登場の伝々氏。再び折りツルのアクト。スタンディングオベーション。

今回もマジック漬けの2日間。素晴らしいコンベンションでした!!

2015年8月18日 (火)

UGM MAGIC CONVENTION 2015その1

Ugm 去る8月15日から16日の2日、UGMさん主催の「UGM MAGIC CONVENTION 2015」に参加してまいりました。

以下、備忘の為、内容を記載しておきます。一部敬称略。

オープニングステージマジックショー
山本勇次

ファイヤーケーン、パラソル出し、火炎皿、ダブパン、ビール瓶プロダクション、シルクプロダクションチューブ等。スピーディーなオープニングを飾るにふさわしい演技。

SORA
額とブラシを小道具に使ったボールマニピュレーション。白いボールの出現後、カラーチェンジ・増加・消失。コンテストの常連さんでしたが、今回はパフォーマーとしての出演。今回はキャバレーショー、クロースアップショーにも出演され大活躍。

カズ・カタヤマ
シンブルの手順。シルクがシンブルに。出現・消失・増加・カラーチェンジ・移動等。最後の1本がシルクに変化。

キム・ミンヒョン
カップと玉。最後にカップから意外なものが……。いつも楽しい演技を見せてくれるUGMコンベンションの常連出演者さん。

伝々
おなじみの折り鶴とカードのマニピュレーション。封筒から取り出した白紙が自然に折り畳まれて折り鶴に。さらに鶴が増加、鶴が瞬間的にカードファンに変化等。素晴らしい。

レクチャー
イ・ヨンウ

ロープの手順。2本の長短ロープが同じ長さになりさらに1本に。1本が長いロープに。
シルクになるロープを使った手順。
カードマニピュレーションの技法。テンカイパームからの瞬間4枚出し。

ホァン・ポーハン
カードマニピュレーションの基本について。1枚出し、小手返し、ファンプロダクション、カードの落とし方、スチールの方法等について。

キム・ミンヒョン
ウォーターボム(水風船のロシアンルーレット)。4個の水風船の中の1個だけに汚い水が入っていることを説明した後、観客に1個ずつ風船を選ばせるが、最後に残ったのが汚い水入りになっている。面白いアイデア。

・アンドスト
デックから観客が表を見て選んだ1枚のみ裏模様が違う。デックから観客の指示による消去法でどんどんカードを減らしてゆき、最後にの凝った1枚のみ裏模様が違う。3人の観客が選ぶカードが予言されている。エキストラカードのロード方法、ホルダーのアイデア、デックスイッチの方法など。
○と×が書かれた紙片を混ぜた後、裏向きで○×の順番を当てる。ギルブレスの原理を使用した即席マジック。

バンケットショー
MCはヒロ・サカイカズ・カタヤマのお二人。幕間の掛け合いや小ネタが楽しい。

ハン・ソルヒ
CDマニピュレーション。何故か途中でヒョンミン乱入(^_^;) 以前拝見した時よりもダイナミックさが増していた気がします。 

イ・ヨンウ
タブレットPCから写真やミルク、ロープが出現。

ボナ植木
ロープのワンハンドノット、ロープ中央に作った輪が外れる。復活するチラシ。横縞シルクが斜め縞に。マギー司郎を助手にして頭ぐるぐる。ロープやチラシは原案を知っていると地味に不思議。マギーさんの乱入も可笑しい。

山本浩史
シルクプロダクションやボール1個のマニピュレーション、アストロスフィア等を交えながらのハト出し。ラストはバニシングケージ。勇次さん譲りのダイナミックな演技。

デル・サルワク
アピアリングケーン、ケーンを貫通するシルク、ゴージャスなファンテンシルク、コイン(のようなもの)プロダクション、ファンカード、ファンプロダクション、ゾンビボール等。オーソドックスな演目を美しく完璧に演じられていました。

峯村健二
人形のアクト。手袋がネクタイに変化、腕時計・ネックレスの出現、ボールのカラーチェンジ、ボールがロープの結び目に変化・再びボールに。ボールが2個になり、ロープとくっつき人形のような形に。ダンシングネクタイ、人形の浮揚、ドールハウスの出現。歩き出してドールハウスに入る人形。誰にも真似できない独特の世界。

劉明亜
衣装チェンジ、両手サークルファン、ファンプロダクション。ボールジャグリング、ボールが卵に変化。卵のマニピュレーション。指先に出した4個の卵を1個ずつグラスに割って本物であることを示したのにはびっくり。カードロールダウン、カードシューティング、ジャンボフラッグの出現。さらりと演じているように見えるけど、どの演目も超高等テクニックを駆使して唖然。

食事
食事会場では天平氏によるジャグリングショー。2本のデビルスティック、リング、クラブ、ディアボロ。どれも素晴らしい。

キャバレーショー
夜の10時を回っているが、まだまだプログラムは続く。
峯村健二
ショートケーキに乗ったイチゴがフォークに変化、フォークの先にクリーム出現、そのクリームを取ってシンブルのような演技、フォークプロダクション、キャンドルの出現、イチゴプロダクション、カップのカラーチェンジ、ホールケーキの出現。斬新な発想力とそれを実現できるスキルを併せ持った素晴らしいマジシャンだと思います。

ゆみ
花びらがボールに変化、ボールプロダクション、カラーチェンジしたボールが再び花びらに。

マギー司郎・マギー審司
カード当て、口からボール、右耳から左耳へ抜ける紙ナプキン。とにかくトークが面白い!

デル・サルワク
ロープ切り。

劉明亜
カミソリ呑み。

アンドスト
山本勇次、ボナ植木、ヒロ・サカイ、ふじいあきらの各氏の似顔絵を使ったマジック(?) それぞれの特徴をとらえていておかしかったです。

伝々
タバコ呑み。

SORA
スケッチッブックに描かれたいろいろなブラ・パンティ・ストッキングから観客が選んだものを予言。予言の示し方が……(^_^;)

安田悠二
マジシャン失敗あるある的に、ダイチューブ、ビールビンの出現、クス玉出しをすべて「失敗」する。場内大爆笑。

ジョニー広瀬
サイドウォークシャフル。以前拝見した時よりお元気になられたような気がします。

ホァン・ポーハン
ボトルプロダクション。

イ・ヨンウ
安田悠二氏の似顔絵が描かれたボードを使ったヒッピーホップラビット風の演技。

ハン・ソルヒ
お手伝いの観客だけをひっかけるマジック。

キム・ミンヒョウン
テンヨーの「魔法のキューブ(プーさん)」を本格イリュージョン風の演出で演じる。消えた風船キューブが会場の後ろから現れるなど、徹底的にイリュージョンのパロディで大ウケ。

イ・ウンギョル
マジシャンあるあるネタ。デックの開け方、キャンドル、復活する新聞、凝固剤を使ったマジックでの失敗いろいろ実演(^_^;)

カズ・カタヤマ
デミニッシングカード。きちんと演じると凄く不思議なマジックなんだなぁ、と再認識。

ふじいあきら
コラボキューブ。考案者だけあって揃えるの早いです。

ヒロ・サカイ&めぐみ
「参加」「賛歌」「酸化」「傘下」「3か」など、いろいろな「さんか」が書かれたカードから観客が選ぶカードを予言……したのか? (^_^;)

というわけで1日目はお開き。2日目はいよいよコンテスト!
(その2へ続く)

«グレゴリー・ウィルソン氏浜松レクチャー

2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

お気に入り手品製品