無料ブログはココログ

最近読んだ本

2009年12月24日 (木)

ボストンボックス

気がついたら前回の更新から2週間近くたっている……

はっ!Σ( ̄ロ ̄lll) これはキングクリムゾンの攻撃かっっ!!(違います)

Photo_2 というわけで久々の更新です。今日のネタはテンヨーの「ボストンボックス」。

ボックスと収納用の巾着袋、クライマックス用のソリッドボックスのセットに、二川滋夫氏による説明書「BOSTON BOX BOOK」がついています。まぁ二川先生の解説が読みたくて買ったわけですが。

ボックスは500円玉サイズ。説明書では基本技法4種類と、2つの手順が解説されています。

手順1は、ボックスに入れた4枚のコインが術者の手の中に移動、もう一度同じことを繰り返した後、今度はポケットに入れたコインが手の中に移動、最後に観客にコインを渡し、ボックス入れてもらおうとすると、いつのまにかボックスはムクの金属のかたまりになっている、というもの。

手順2は、コイン1枚をボックスに入れて術者の手の甲の上に置くと、コインがボックスと手を貫通、コインを2枚、さらに4枚ボックスに入れても同じように貫通、コインをしまった後、ボックスの中にまだ何か入っている、と言ってボックスをあけると、中からムクの金属のかたまりが出てくる、というもの。

どちらの手順もさほど難しい技法を使わず、比較的易しく演じられるように構成されています。

ちなみに、この「ボストンボックス」、同じテンヨー製の「オキトのコインボックス」と全く同じサイズ、デザインなので、組み合わせた手順を考えてみるのもいいかも。

2009年12月11日 (金)

ダイスタワー

Photo 4個のサイコロと2本の筒があります。サイコロを4個とも積んで立てて筒をかぶせ、その横に少し離してもうひとつの筒を立てます。オマジナイをかけて両方の筒を持ち上げると、空だった筒の方に1個のサイコロが移動しています。同様にして1個ずつサイコロが片方の筒からもう一方の筒へと移動してゆきます。最後のひとつはポケットにしまいますが、やはり筒の中へ移動してしまいます。

テンヨーから1988年に発売された「ダイスタワー」です。考案は菅原茂氏。

スライハンド的なテクニックは一切不要。プラ成型ならではのギミックを使ったテンヨーらしいマジックだと思います。この手の移動現象ものは、中盤、同じ動作の繰り返しになってしまって手順が単調になりがちですが、「ダイスタワー」では、最初の2個は「かちゃん」という音と共に筒から筒へ、3個目は音無しで筒から筒へ、4個目は音無しでポケットから筒へ、と少しずつ変化をつけて移動するようになっています。まあタネの都合上、そうするしかない、ということもあるのですが、結果オーライというかメリハリのある手順になっていると思います。

Photo ついでにもうひとつ。テンヨーとも菅原氏とも関係ないのですが、サイコロネタをしまってある抽斗から見つけたネタをご紹介。ラビット社の「ダイス名人」です。

術者は、両面に白いサイコロが描かれた4枚のコースターを示します。このコースターの上で、4個のカラーのサイコロの入った透明な壺を振ってオマジナイをかけると、コースターのサイコロの絵も4色になってしまいます。さらに壺を振ると、中のサイコロがコースターの色と同じ順番で立ってしまいます。

考案は沢浩氏。説明書に発売年の記載が無いのでいつ頃の製品かよくわからないのですが、購入したのは15年くらい前だったと思います。道具がおもいっきり怪しいですが、サイコロがぴょーん、と立つのはやってて楽しいです^_^;

2009年12月 9日 (水)

クリスタルウインドー

しばらく更新をサボっていたらjpmagicさんのところ(11月26日から12月2日の記事)で怒涛の菅原茂氏祭り!

Photo 遅ればせながら私も菅原茂氏の作品を紹介。テンヨーから1982年に発売された「クリスタルウインドー」です。

プラスチックの透明板をフレームに入れます。フレームには切れ目が入った可動式の「枠」があります。この枠をフレームの中央にスライドさせ、切れ目にカードを差し込むと、カードは透明版を貫通してしまいます。カードを抜いて枠を元に戻し、透明版をフレームから抜いて改めますが、どこにも異状はありません。

テンヨー(というか菅原氏か)お得意のロック機構がついているので、道具は全て演技の前後に手渡し可。久しぶりに取り出してみたけど良く出来てるなぁ。ひとりで何度もかしゃかしゃやって遊んでしまいました。

Photo_2 「クリスタルウインドー」は絶版ですが、こちらは現行商品。2005年にテンヨーから発売された「ミステリートライアングル」。こちらも菅原氏の作品。

三角形のフレームにはまっている六角形の透明版の中央に紙を当て、鉛筆の先を押し付けると、鉛筆は透明版を突き抜けてしまいます。しかし、鉛筆を抜いて紙を取り去ると、透明版には穴は開いていません。

こちらも演技の前後に道具を調べてもらうことが出来ます。透明版を三角のフレームの内側だけに納めず、はみ出して六角形にするあたりのデザインセンスが秀逸です。ロックの仕組みも良く出来ていて、しばらく触らないでいると、「どこがアレだっか?」と判らなくなります^_^;

2009年11月25日 (水)

第2回 菅原茂の創作奇術講座

前回までのあらすじ

手品ブログ界のトップを目指して旅を続ける日曜手品師は、たまたま訪れたバショウキネンカンで謎の女子高生静香と出会う。自分には霊能力がある、とうそぶく静香だったが、彼女の正体はサンドリヨンズから送り込まれた刺客、「きょうじゅ」だった!

「てめぇ、今デュプリケイトのエースをパームしたなっ! オラッ!!」 バキィッ

「げぇぇーっ、ひ、ひどいやつだッ、指を折るなんて! しかし俺のトップパームを見やぶるとは、きょうじゅ、貴様を少し見くびっていたようだ……」

すんません。勢いで書いたので特にオチはありません。

というわけで去る11月23日の月曜日、東京は深川の芭蕉記念館にて開催された「第2回 菅原茂の創作奇術講座」に参加してまいりました。主催は㈱ショウマンさん。会場ではきょうじゅ氏とも初対面。

現地の地理に不案内で心配だったので早目に出発したら、12時前に会場に到着しちゃいました。開演2時からなのにw 隅田川沿いを散策して時間を潰してから再度会場へ。内容は以下のような感じ。

「リングとリボン」実演

まずは超不思議な「リングとリボン」の実演。リングに通したリボンがするりと外れたり、入ったり。本当に空間が歪んでんじゃねぇの?と思えるような不思議な現象でした。「解説は一番最後にしますので、お楽しみに」とのことで、ひっぱるなぁ^_^;

クリスタルボックス」開発秘話

天海賞の本にも載っていますが、原案はボールではなく、キューブを使用していました。また、素材の選択や成型方法にも細かいこだわりがある、というお話。そんなところにまで……と思えるようなところにまで気を使って作られているからこそ、テンヨー製品は長く愛されているのだな、と実感。

松旭斎天洋師のサムタイの話

菅原氏が師事していた天洋師は、サムタイの演技の際には本物の日本刀を使用されていたそうです。少しでも気を抜けば指を切ってしまうので、自ずと演技も真剣になり、その真剣さが観客にも伝わり、感動を呼ぶ、というお話。

どんなときでも手を抜かず真剣に演技をしましょう、というお話は自分も耳が痛いです。

「グリグリカード」実演・解説

1組のデックから観客に1枚のカードを選んで覚えてもらう。そのカードを返してもらい、よくシャフルする。その後、術者はデックから2枚のカードを抜き出すが、どちらも観客のカードではない。しかしその2枚を重ねてぐりぐりとこすり合わせると、1枚が観客のカードに変化してしまう。

現象は全く異なりますが、解説を聞いて私は同じ菅原氏の「エイトペネトレーション」を思い浮かべました。なにか両作品、発想が似ている気がします。

ここで休憩。会場内では元テンヨーディーラーの麻生良明氏もブースを出して絶版になったテンヨーディーラーオリジナル製品を販売されていました。

休憩ののち、何故か「午前零時のサンドリヨン」の著者、相沢沙呼先生のご挨拶と会場でPhoto_4 の著書販売のお知らせ。ぐはっ!著者の方がみえる、ということが最初からわかっていれば本持っていってサインしてもらったのにぃ。いっそのこと、こんな感じで→

「次回作では中年手品ブロガーが大活躍して、そんで、そんで…八反丸芹華さんと結婚する話にしてください!! はぁはぁ」とか言って相沢先生にストーキングしようかとも思いましたが、さすがにキモいし失礼なので自制。

「浮き浮きカード」実演・解説

デックから2枚のカードを抜き出して、裏向きにした1枚の上にもう1枚を表向きにクロスするようにして置く。オマジナイをかけると、上のカードが徐々に浮かび上がり、またゆっくりと元に戻る。

プラスチックや糸などの付属物を使わず、カードだけで現象を起こせないか、ということで考案されたそうです。バランスを取るのがちょっと難しそう。

「3本ロープ」実演・解説

おなじみの3本ロープの菅原氏バージョン。普通3本ロープの演技は左手にロープを持って始めるが、それを右手で持って始めたらどうなるだろうか、というところから手順を組んでみた、とのこと。そういうところからちゃんと手順が出来ちゃうのはやはり才能と経験の積み重ねのたまものなのでしょうね。

「リングとリボン」解説

解説を聞けば、ああなるほど、あそこでああしてるのか、というのが判るのですが、最初に実演を見たときには全く気がつかなかった。タネを知ったのは逆に勿体無かったかも^_^;

「輪ゴムの貫通」実演

指に通した輪ゴムが貫通。指にかけた輪ゴムを外すマジックは大抵ゴムを2回3回と巻きつけるが、そうすると「外れるようなかけ方」をしているだけだろう、と思われがちなので、1回かけただけで外れるやり方を考えた、とのこと。いやいや、それは誰しも考えるだろうけど、そこから出発して解決策が見つかり、ちゃんとしたマジックができちゃうのがすごい。解説は次回のレクチャーで、ということでお開き。

レクチャー終了後は、「せっかくだから赤の扉、ご一緒にいかがですか?」と打ち上げに誘っていただき(森山さん、有難うございました)、菅原氏や麻生氏から貴重なお話を伺ったり演技を見せていただいたり。帰りの新幹線の時間があったので最後まで皆さんとご一緒できなかったのが残念でしたが、参加してよかった!!

2009年11月22日 (日)

リー・アッシャーin浜松

リー・アッシャー氏の浜松レクチャー無事終了いたしました。参加していただいた皆様、有難うございました。

Photo 今回のレクチャーはいつになく若い参加者の方が多く、レクチャー後もアッシャー氏を囲んでの撮影会やサイン会などで盛り上がっていました。なんだかんだで会場を出たのは10時半近く。時間に融通がきく会場でよかった(汗

え~っと、それから会場でハーフラー1枚の忘れ物がありました^_^;。普通のハーフダラーです。私が預っておりますので、お心当たりの方はご連絡下さい。

レクチャー内容は、既に他で参加されたきょうじゅ氏が詳しくレポされていますので、そちらとの相違点など。きゅじゅ氏のレポにある「Joking Around」と「Catch33」は浜松レクチャーでは無し。(「Joking Around」は前回2000年のレクチャーでは実演解説されていました)

かわりに「Not Impressive」を解説。

Not Impressive

観客に1枚のカードを選んで覚えてもらう。そのカードをデックに返してもらい、別の観客にリフルシャフルしてもらう。術者は、カードのフェイスを自分に向けて広げ、1枚のカードを抜き出す。そのカードが観客のカードである。さらにデックを表向きにスプレッドすると、きれいに赤いカードと黒いカードが半々に分かれている。

クライマックスの現象から逆にタネが推測できてしまいそうですが、観客がデックをシャフルする、というところでひっかかりました。また、観客自身が不思議な現象を起こす、というプロットは好み。

今回のレクチャーで私が個人的に気に入ったネタは、アラン・アッカーマン氏もひっかかったという「The Losing Control」。かなり図々しいカードコントロールで、実演を見ないでレクチャーノートで解説だけを読んでいたら、多分「こんなの普通気づかれるだろう」と思って読み飛ばしていたことでしょう。やはりマジックは実演を見てみないとわからないものだなぁ。

それから、顔の近くで現象を起こして自分の顔に注目を集める(「Ridding the Ripple」)、演技で使った「小道具」を観客にプレゼントして自分のことをPRする(「The Magic Finger Box of Death」 「Witness」)、などマジックのテクニック以外の部分でのプロマジシャンの売り出し方の解説が面白かったです。

さぁ来週はきょうじゅと対決菅原茂氏のレクチャーだ。こちらも楽しみ。わくわく。

2009年11月11日 (水)

第7回ワンデーコンベンションin中部

2009_2 先日の日曜日(11月8日)、名古屋の中京大学文化会館プルニエホールで開催された「ワンデーコンベンションin中部」に参加してまいりましたので、以下レポなどを(以下敬称略)。

オープニングショー

今年はディーラーショーは無く、いきなりオープニングからゲストショー。

  • ユンゲユンゲ

しょっぱなからいきなりFISMアクト

  • プロフェッサーSAKOH

お札やタバコ、ハトの演技をはさみながらのカードマニピュレーション。後半はロープマジック。客席最前列に座っていたM.itoさんがいじられていました^_^;

コンテスト

昼食(今年はいつものジャンボおにぎりではなく、普通の助六寿司でした)を挟んでコンテスト開始。コンテスタントは以下の方々。

  • 窪田祐夫

お札プロダクション。

  • KEIKO&YOKO

ディスクのカラーチェンジ・6本リング・ダンシングケーン。2人揃って同じ演技をする、というスタイル。

  • 篠沢繁雄

袖玉子・シルクキャビネット・矮鶏の出現等。

  • 町野瞭介&隆文

シルク・ケーン・カードマニピュレーション・フラワーリリング等。小学生と中学生のご兄弟だそうで、今後の活躍が楽しみです。

  • 加藤丈博

お子さんの浮揚。6本リング。ヒンズーバスケット等。相変わらずの「反則技(^_^;)」だと思いますが、ご家族揃っての出演で微笑ましい。

  • 国友勇冴

キャンドル・ハト出し・カードマニピュレーション。綺麗な演技でした。欲をいえば、この演者ならでは、という部分をもう少し見せて欲しかった。第2位

  • 金森一

お札のプロダクション。

  • 土方香枝

シルク・袖玉子・玉子茶碗等。

  • 中野大介

カードマニピュレーション。

  • ひろ&ゆみ

傘出し・和セイロ・シルク・ボール浮揚等。

  • SEIYA

ウォンド・バラの出現・カードマニピュレーション等。手順構成も見事でテクニックも確かだっただけに、変なテープルとジャンボファンの変な持ち方が気になりました。グランプリ受賞

  • リバー

トスジャグリングをしながらボールのカラーチェンジ・カラーチェンジングケーン・ファンカード・ボールマニピュレーション・ディアボロ等。ジャグリングとマジックをミックスした演技。第3位

  • 内海勝也

シンブル・ボールマニピュレーション。

  • 山腰哲郎

獅子舞浮揚・人形の浮揚等。

ゲストショー

  • ユンゲユンゲ

再度登場のユンゲユンゲ。ドーナツ状の帽子?でいろいろな造形(故早野凡平がやってたアレね)。

  • 藤本明義

タバコ・カード・ボール状のシンブル(?)・CDマニピュレーション。プロになられてから随分演技が洗練された感じがします。

  • ハンクライス

ジャンボサイドキック。おなじみのネタですが、絶妙の話術と演出で爆笑の渦。

  • 鈴木元

アヒルの出現・孔雀の羽を模したカード(?)でのファンプロダクション等。ラストの超巨大シルクにはびっくり。

  • プロフェッサーSAKOH

フィックルファイヤーを絡めた、カードマニピュレーション・ハト出し。オープニングショーでの演技はコミカルなタッチでしたが、こちらはカッコ良くびしっと決めた演技でした。

  • ドクターサワ&ユミコ

「夫婦の間には隙間風が吹いているので別々の出演です」というナレーション^_^;のあと、先ずは沢氏の登場。「サワボックス」の演技(ステージ上のテーブルで演技し、その模様をステージの大スクリーンに映す)。ボックスを満員電車に見立てた演出が面白い。

続いてユミコさんによるデライト・金魚の出現の後、沢氏によるロープマジック、さらにユミコさんのシルクの演技。

最後は再び沢氏のクロースアップ「真珠物語」! いや~、まさかこの演技が生(モニター越しではありますが)で観られるとは。

  • ユンゲユンゲ

ラストは3度目の登場、ユンゲユンゲによる映像とシンクロしたユニークなパフォーマンス

そんなこんなでおなかいっぱいの一日でした。(^_^)/

2009年11月 6日 (金)

リー・アッシャー氏浜松レクチャー

マジック界で最も注目されているカーディシャンの一人、リー・アッシャー氏が2000年11月以来2度目の日本ツアーを行ない、浜松でもレクチャーを開催します。

リー・アッシャー氏 若い頃からI.B.M.コンベンションのクロースアップ・コンテストジュニア部門で2年連続優勝するなど、突出した才能を見せていました。ツイスティング・エーセスのバリエーションである「アッシャー・ツイスト」の考案者としても有名で、クロースアップマジック愛好家で氏の名前を知らない方はいないでしょう。
また、世界50ヶ国以上でレクチャーを行い、ラスベガスのシザース・パレス・マジカル・エンパイアにはオープン当初から出演し、ディスカバリー・チャンネルの「Greatest Magic」など多くのマジック番組にも出演しています。彼の素晴らしい作品は、ジニー、アポカリプスなどの雑誌に発表され、多数のレクチャー・ノートやDVDに収められています
レクチャー内容はカード・コインが主体となりますが、世界各地でレクチャーをしているだけあって、初心者でも出来るネタもちゃんと考えています。新しい日本語のレクチャーノート2冊、いろいろな銘柄のプレイングカード、DVDなどの商品も販売予定です。
前回来日時のイベントに参加された方は彼のカード・テクニックに驚愕したことでしょう。そして9年ぶりに更にバージョン・アップして帰ってきます!

学生さんが参加しやすいように学割料金を設定しております。浜松近辺にお住まいでクロースアップマジックに興味のある方は是非ご参加を(^_^)/

  • 日時 2009年11月19日(木曜日)19:30開演
  • 会場 浜松サゴーイン 1F会議室
  • 会費 社会人 4500円 学生2500円

特に予約は不要ですが、人員把握のため、参加希望の方は管理人宛メールでご連絡いただければ幸いです。

2009年11月 5日 (木)

コンプリート・プリディクション

クラブの発表会と某所でのレクチャーの準備でばたばたしており、すっかり更新が滞っていました^_^; やっぱりイベントはお客さんとして参加する方が楽チンですね。ブログはぼちぼち再開してゆきます。

Photo さて、本日のネタはフォーサイト社の「コンプリート・プリディクション」。考案は庄司タカヒト氏。

術者は、1人の観客に封筒を渡してそのまま持っていてもらいます。そうしたら、1組のトランプから8枚のカードを取り出し、もう1人の観客の指示に従って、4枚、2枚、1枚、となるように徐々にカードを減らしてゆきます。封筒を渡した観客に、中の「予言」を取り出してもらうと、最後に残ったカードの名が書かれています。

観客自身が予言を取り出す、というところで多くのマジシャンが「引っかかった」ようですが、解説書を読み、そのあまりにも大胆、かつ図々しい方法に思わず笑ってしまいました。

スライハンド的なテクニックは一切不要で、記憶しなければならないような複雑なシステムもありません。解説書を一回読めば演じ方は理解できます。しかし、お手伝いしてもらう観客のチョイスや、セリフなどが難しい。実は購入前、ある席でアマチュアの方がこのマジックを演じているのを見たことがあるのですが、全然不思議に見えませんでした。ていうか、事前に実演動画(こちらはすごく不思議)を見たことがあるにもかかわらず、同じマジックだとは気がつきませんでした^_^; 

そんなわけで、ある程度場数を踏んでおり、なおかつその場の空気が読めて観客のコントロールが出来る人でないとちょっと難しいマジックかな、と思います。  

2009年10月16日 (金)

Connection

Photo_2 術者は、1本の棒を取り出します。棒の両端には赤い糸でタグがぶらさがっており、タグにはそれぞれ、男の子と女の子の絵が描かれています。恋人同士は見えない赤い糸で繋がっている、という話をしながら男の子のタグがついた糸を引っ張ると女の子のタグの糸が引かれ、双方の糸は繋がっているように思えます。しかし、棒の中央のカバーを外すと、中央部は透明になっおり、両端の糸をつなぐものは何もありません。その状態でも、片方の糸を引くと、もう一方の糸が引かれます。

2 クライス社の「Connection」です。考案は荒井晋一氏。大小2サイズが販売されていますが、私が購入したのは小サイズの方。この小サイズのものは、演技の最後に全てをバラして観客に調べてもらうことも(状況によっては)可能です。大の方は分解不可。

要はテーブルサイズのポンポンなのですが、一般的なポンポンのように真ん中で分離するのではなく、真ん中に「何も無い」ということを見せたうえで両方の端の糸が「見えない赤い糸」で「繋がっている」のを示す、という演出が面白いです。

2009年10月 5日 (月)

第10回ICMコンベンションその2

今回はICMコンベンションのコンテストについて。この大会のコンテストはステージと2分間(文字通り2分間以内の演技。時間オーバーすると即失格)の2種。コンテスタントと主な演目は以下の通り(敬称略)。

ステージコンテスト

・山口美子 (特別賞)

ダイスプロダクション、衣装チェンジ

ダイスの貫通のところなどは、もう少し現象を整理したほうが良かったのでは?と思います。

・SEIYA (第2位)

ウォンド、バラ、カードマニピュレーション、ジャンボカードマニピュレーション

綺麗にまとまっていました。表情をもう少しつけても良かったのでは。

・咲蘭(サフラン) (第3位)

ハト、キャンドル、フラワー、衣装チェンジ

ストーリー仕立ての演技の割にはストーリーが判りにくかったです。例えば、エンゼルボールを出せば拍手はもらいやすいでしょうが、何故そこで花?という感じがしました。出来る方だと思いますので、あえて苦言を。

・諸藤槙希恵

スケッチブックとウォンド(鉛筆)

やりたいことがまだ上手く伝えきれていない感が。舞台を下手半分しか使っていないのはいただけません。

・平本憲宗

パラソルプロダクション、ジャンボフラッグ

・インティキマジシャン テルシタ (特別賞)

ヘビ(びっくり箱に入っているようなスプリングスネーク)を出す、沢山出す、とにかく出す!最後は自分がヘビに

客席は一番沸いていたと思います。もう少し「不思議さ」という点に重点をおいて演技を組み直してみるとスゴイものができるかもしれない。

・広瀬秀治

パラソル、カードマニピュレーション

・ミヤコ

ボールマニピュレーション、シルクの結び解け、ファンテンシルク

道具をお菓子に見立てた演技

・中野大介

カードマニピュレーション

・つくし (第1位)

扇の出現、ボール、シルク、ジャンボファンの出現

きっちりとまとまった手順でした。

・内海勝也

シンブル、ボールマニピュレーション

・ジョン道阪

カードマニピュレーション、パラソルプロダクション

・土井崇雄

カードマニピュレーション

ホルダーに仕込んだネタがちらちら見えている方が結構目立ちました。また、ポーズや見得の切り方などはもう少し考えた方がもっと綺麗にみえるのに、という方も目立ちました。

2分間コンテスト

・北出知義 (ピープルチョイス賞)

カードマニュピレーション 

もっと演技を見てみたいと思いました。

・佳代子

ちょっと文章では説明しづらいのですが、弦に見立てた紐を演奏?しているように見せるパフォーマンス

マジックとは関係ない演技ですが受けていました。こういうのがあるから2分間コンテストは楽しい。

・足立正勝

玉すだれ

・なにわのピンクレディ

タンバリン

・Mr.ソロ

パラソル

・岡本真衣

四つ玉、シルク

・江田周平

デライト

・小井出伯子

ファイヤーピラミッド

・ロイヤル山口

パラソル

・フーガ

ハト出し

・ハッピーキタノ

シルクブロウ、シルクの結び解け

・トミヤミナミ

風船飲み、口中紡績

・野中初子

浪曲マジック(手に張り付く扇子)

・晋之助

バケツプロダクション

・モニカ

パラソル、ミリオンフラワー

・肌附康司

扇子、パラソル

・山根保恵

振り出しシルク、ジャンボフラッグ

・加藤丈博 (第1位)

ミラクルカーテンを使った人体浮揚

あの演技は反則だなぁ^_^; 

・葉子サファイア

シルクの分裂・ブレンド、花束

・辻本達也

パラソル

・松浦裕美

マジシャンローズ、色変わりレコード

・森本健也

お札プロダクション

・高橋久樹

ケーン、リバイビングシート、寿フレンド

・乾俊雄

カードマニピュレーション、ジャンボカードマニピュレーション

・ハンナ (第2位)

ダンシングケーン

2本のケーンを使った堂々とした演技。ジミー菊池さんのお嬢さんだそうですが、将来が楽しみです。

・田中次雄

気合?で倒れる板

・とまと

シルクブロウ、のべシルクの出現

・ユージ南

シンブル、ミリオンフラワー

・岡部智子

ブレンドシルク、ファウンテンシルク

初期の「なにコン」の頃の2分間コンテストは、どちらかといえば一発芸やギャグ的な演目が目立ちましたが、最近はちゃんとしたルーティーンを2分間に凝縮して演技をする、というのが主流のようですね。個人的にはもっとハチャメチャな演技があってもよい気がしますが。

なにはともあれ、受賞者の皆さん、おめでとうございます。

あっ、突っ込まれる前に自分で貼っときますね^_^;

Photo

«第10回ICMコンベンション