前回までのあらすじ
手品ブログ界のトップを目指して旅を続ける日曜手品師は、たまたま訪れたバショウキネンカンで謎の女子高生静香と出会う。自分には霊能力がある、とうそぶく静香だったが、彼女の正体はサンドリヨンズから送り込まれた刺客、「きょうじゅ」だった!
「てめぇ、今デュプリケイトのエースをパームしたなっ! オラッ!!」 バキィッ
「げぇぇーっ、ひ、ひどいやつだッ、指を折るなんて! しかし俺のトップパームを見やぶるとは、きょうじゅ、貴様を少し見くびっていたようだ……」
すんません。勢いで書いたので特にオチはありません。
というわけで去る11月23日の月曜日、東京は深川の芭蕉記念館にて開催された「第2回 菅原茂の創作奇術講座」に参加してまいりました。主催は㈱ショウマンさん。会場ではきょうじゅ氏とも初対面。
現地の地理に不案内で心配だったので早目に出発したら、12時前に会場に到着しちゃいました。開演2時からなのにw 隅田川沿いを散策して時間を潰してから再度会場へ。内容は以下のような感じ。
「リングとリボン」実演
まずは超不思議な「リングとリボン」の実演。リングに通したリボンがするりと外れたり、入ったり。本当に空間が歪んでんじゃねぇの?と思えるような不思議な現象でした。「解説は一番最後にしますので、お楽しみに」とのことで、ひっぱるなぁ^_^;
「クリスタルボックス」開発秘話
天海賞の本にも載っていますが、原案はボールではなく、キューブを使用していました。また、素材の選択や成型方法にも細かいこだわりがある、というお話。そんなところにまで……と思えるようなところにまで気を使って作られているからこそ、テンヨー製品は長く愛されているのだな、と実感。
松旭斎天洋師のサムタイの話
菅原氏が師事していた天洋師は、サムタイの演技の際には本物の日本刀を使用されていたそうです。少しでも気を抜けば指を切ってしまうので、自ずと演技も真剣になり、その真剣さが観客にも伝わり、感動を呼ぶ、というお話。
どんなときでも手を抜かず真剣に演技をしましょう、というお話は自分も耳が痛いです。
「グリグリカード」実演・解説
1組のデックから観客に1枚のカードを選んで覚えてもらう。そのカードを返してもらい、よくシャフルする。その後、術者はデックから2枚のカードを抜き出すが、どちらも観客のカードではない。しかしその2枚を重ねてぐりぐりとこすり合わせると、1枚が観客のカードに変化してしまう。
現象は全く異なりますが、解説を聞いて私は同じ菅原氏の「エイトペネトレーション」を思い浮かべました。なにか両作品、発想が似ている気がします。
ここで休憩。会場内では元テンヨーディーラーの麻生良明氏もブースを出して絶版になったテンヨーディーラーオリジナル製品を販売されていました。
休憩ののち、何故か「午前零時のサンドリヨン」の著者、相沢沙呼先生のご挨拶と会場で
の著書販売のお知らせ。ぐはっ!著者の方がみえる、ということが最初からわかっていれば本持っていってサインしてもらったのにぃ。いっそのこと、こんな感じで→
「次回作では中年手品ブロガーが大活躍して、そんで、そんで…八反丸芹華さんと結婚する話にしてください!! はぁはぁ」とか言って相沢先生にストーキングしようかとも思いましたが、さすがにキモいし失礼なので自制。
「浮き浮きカード」実演・解説
デックから2枚のカードを抜き出して、裏向きにした1枚の上にもう1枚を表向きにクロスするようにして置く。オマジナイをかけると、上のカードが徐々に浮かび上がり、またゆっくりと元に戻る。
プラスチックや糸などの付属物を使わず、カードだけで現象を起こせないか、ということで考案されたそうです。バランスを取るのがちょっと難しそう。
「3本ロープ」実演・解説
おなじみの3本ロープの菅原氏バージョン。普通3本ロープの演技は左手にロープを持って始めるが、それを右手で持って始めたらどうなるだろうか、というところから手順を組んでみた、とのこと。そういうところからちゃんと手順が出来ちゃうのはやはり才能と経験の積み重ねのたまものなのでしょうね。
「リングとリボン」解説
解説を聞けば、ああなるほど、あそこでああしてるのか、というのが判るのですが、最初に実演を見たときには全く気がつかなかった。タネを知ったのは逆に勿体無かったかも^_^;
「輪ゴムの貫通」実演
指に通した輪ゴムが貫通。指にかけた輪ゴムを外すマジックは大抵ゴムを2回3回と巻きつけるが、そうすると「外れるようなかけ方」をしているだけだろう、と思われがちなので、1回かけただけで外れるやり方を考えた、とのこと。いやいや、それは誰しも考えるだろうけど、そこから出発して解決策が見つかり、ちゃんとしたマジックができちゃうのがすごい。解説は次回のレクチャーで、ということでお開き。
レクチャー終了後は、「せっかくだから赤の扉、ご一緒にいかがですか?」と打ち上げに誘っていただき(森山さん、有難うございました)、菅原氏や麻生氏から貴重なお話を伺ったり演技を見せていただいたり。帰りの新幹線の時間があったので最後まで皆さんとご一緒できなかったのが残念でしたが、参加してよかった!!
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