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2008年6月に作成された投稿

2008年6月28日 (土)

ミラーズ・ダイス

ブログ暫く放置でスマンです。

Photo 今日のネタです。3人の男がサイコロ賭博で逮捕され、裁判にかけられることになりました。裁判官は、「君達は自分のお金をサイコロに賭けたくらいだから、自分の刑もサイコロに託すのに依存はないだろう。今から2個のサイコロを振り、1個の目の数が罰金、もう1個の目の数を刑期とする」と言って、最初の2人にサイコロを振らせ、それぞれの罰金と刑期を決めました。しかし3人目の男がサイコロを振ると、目のないブランクのサイコロになりました。彼はマジシャンだったのです。裁判官は怒って、「もし次のサイコロに7が出なかったら1年の刑に処す」と言いました。マジシャンはにっこり笑って次のサイコロを振ると、7の目が出たので、彼は無罪放免になりました……、というお話を演じるためのサイコロのセットです。

ミスターマジシャンで購入したもの。マジックというよりはジョークに近いかな。こういう息抜きみたいな軽いネタも面白いかなと。レギュラーのサイコロ2個、ブランクのサイコロ、すべて7の目のサイコロ、裏と表の目の数の合計が7にならないサイコロのセットです。裏表の合計が7にならないサイコロは、別手順(レギュラーのサイコロを使って裏表の合計を「予言」する手順を行い、サイコロを改める際にスイッチして7にならないサイコロを観客に渡す)に使用します。

で、例によってオリジナルの解説書にはまったく載っていない2種類の手順が根本さんの解説書にはオマケでついています。1つは、観客が選んでデックに戻したカードを、サイコロを使って観客自身が探しだす、というもので、他所のショップで「ザ・ラストカード」の名で単売されているものとほぼ同じ「運命のさいころ」という手順です。

もう1つは、ジョージ・キャプランという人の「クロック・トリック」という手順で、時計状に並べた12枚のカードの中から観客が選んで覚えたカードが消え、あらかじめ置いてあったマッチ箱の中から出てくる、というもの。こちらの手順の方はサイコロはまったく関係ないのですが、「運命のさいころ」用のデックを作った「余り」のカードで、この手順用のデックが作れる、ということで紹介されています。どちらも「オマケ」というには勿体無い手順です。こういうのがあるからつい根本さんのところで買っちゃうんだよなぁ。^_^;

2008年6月22日 (日)

世紀のカードイン・フレーム

(つД`)日菜佳ちゃん……  神戸みゆきさん急死

若い人の訃報を聞くのは辛いなぁ。謹んでご冥福をお祈りいたします。

Photo_2 今日のネタはトリックスの「世紀のカードイン・フレーム」。考案は赤沼敏夫氏。

1組のトランプより、観客に1枚のカードを選んでもらい、サインしたシールを貼ってもらいます。 そのカードをデックに戻し、観客にシャフルしてもらいます。その間に術者はカードフレームを取り出し、卓上に裏向きに置きます。デックを裏向きのフレームの上にばらばらとドリブルして落としてゆきます。落としたカードをそろえて取り上げ、表向きにして1枚ずつ確認してゆくと、観客のカードがありません。フレームを表向きにすると、6本のボルトとナットで固定された透明板の内側に観客のカードが入っています。

私の大好きな「不可能な場所へのカードの移動」、というテーマのマジックです。道具は綺麗にできています。説明書では、パームなどを使わず、容易にできる無理のない手順が解説されています。フレームへのカードのロードは一瞬でできますが、ちょっとスペースが必要なので、テーブルの陰やカバンの中などで行なう必要があります。「ガイド」を工夫すれば上着の内ポケットなどでも出来なくはなさそうですが。

難点は、観客の前ではフレームからカードを取り出すことが出来ない、という点でしょうか。これはタネの構造上仕方がないのですが。

2008年6月20日 (金)

SIGNS OF THE TIMES

シド・チャリシー死去。大好きな女優さんでした。合掌。「バンド・ワゴン」はオールタイムマイベスト。

Photo 今日のネタは「サイン・オブ・ザ・タイムス」。ハンク・リーで購入。

術者は、それぞれ異なる星座や惑星のシンボルが描かれた20枚のカードを取り出し、シャフルした後、2枚ずつのペアにして裏向きに卓上に配ります。観客に好きなペアを選んでもらい、この2枚のシンボルを覚えてもらいます。そうしたら、10組のペアのカードを好きな順番で集めて1つにしてもらいます。この間、術者は後ろを向いていても構いません。術者は、20枚のカードをさらにシャフルし、卓上に表向きで5枚×4列になるように配り、観客に自分が覚えた2つのシンボルがどの列にあるかだけを尋ねます。それだけで術者は観客の覚えた2つのシンボルを言い当ててしまいます。

セルフワーキングの数理(なのかな)マジックで、スライハンド的なテクニックは不要です。原理的には「年齢当てカード」に似ているかな。ただ、「年齢当てカード」のように1つのものを当てるのではなく、2つのものを当てるというのが面白いです。説明書によればこのマジックで使われているのは、ホフマン教授の「モダン・マジック」等にも解説されている「Mutus Nomen card location」という古い原理だそうですが、知りませんでした。これはちょっと研究してみたいなぁ。

なお、「サイン・オブ・ザ・タイムス」では、パケットケースのデザインがカンニングペーパーを兼ねているため、オリジナルの原理に必要な「メモリーワーク」が不要となっています。

2008年6月18日 (水)

PRE-CAP

1 先日のグレゴリー・ウィルソン氏のレクチャーの際に購入したものです。ボールペンを回転させたり、こぶしの中を通したりするたびにペン先とペンのお尻が入れ替わります。

原理自体はおなじみのもので、「RE-CAP」という似たようなペンも持っていたのですが、グレゴリー・ウィルソン氏の演技が面白かったのでつい購入してしまいました^_^; 

添付のDVDでは、ギミックを使用した手順のみが解説されていますが、実際のレクチャーでの演技は、前半はギミックを使用してのペン先の入れ替わり、後半、ギミックを処理したあとはスライハンドでのペンキャップやペンの出現消失、というものになっていました。これは覚えてみたいなぁ。

3 ついでに似たようなネタ。以前ミスターマジシャンで購入した「ローティング・ペンシル」という商品。タネの鉛筆と改め用のデュプリケイトの鉛筆のセットで、オリジナルの説明書で解説されている演技は、こぶしの中に鉛筆を通すと鉛筆の向きが変わってしまう、というだけのものですが、根本さんの日本語の説明書では全く違う手順が解説されています^_^;

日本語の説明書では、術者と観客がそれぞれ鉛筆を持ち、観客に術者と同じことをしてもらうという、いわゆる「Do as  I do」の手順になっています。手順は3段になっていますが、ギミックを使用するのは、3段目だけです。根本さんが「1段目はほとんどの客ができ、2段目はできなくとも何となくできそうな気がし、3段目は客が完全にひっかかるように構成されています」と書いていますが、その通りで上手く構成された手順だと思います。

2_2ところで、上で「RE-CAP」というネタも持っている、と書きましたが、比較用に写真を撮ろうとしたら、どこにしまったやら見つかりません^_^;

そんなわけで写真のかわりにカタログのコピー でご容赦を。

2008年6月13日 (金)

針とリングとブロックと

勤め先で盗難事件がありました。盗まれたのは防犯カメラ(´・ω・`) そっちを盗みますか。なんか予想外。

1_2本題です。今日のネタは「針とリングとブロックと」。そのまんまな商品名だな。

術者は、四角いブロックとリング、針を取り出します。ブロックは中央に溝があり、側面には小さい穴が開けられています。リングを溝にはめ、側面の穴に針を通してリングを固定します。この状態2 ではブロックから針を抜かない限りリングが外れることはありません。しかし、リングごとブロックを持ち上げて観客の手の上に置き、リングをゆっくり上に引くと、ブロックから外れてしまいます。道具はそのまますべて観客に渡して(少し位なら^_^;)調べてもらうことができます。

30年位前に東陽マジックで買ったものですが、解説書には「マジック早川(現道化師)」と書かれています。

まぁブロックが思い切り胡散臭いですが、仕掛けとしては良くできています。こういういかにもなマジック用具も味があって良いかなと思う今日この頃。

2008年6月12日 (木)

ラブリーマジック

グレゴリー・ウィルソン氏浜松レクチャー無事終了。ミスディレクションを利かしたチップの隠現やコインのバニッシュ・超絶テクのカードマジックなど、バラエティに富んだ内容で楽しめました。ただ、後半は少し急ぎ足だったかな。レクチャーにご参加いただいた皆様、有難うございました。参加した方々に何かしら得る物があれば幸いです。

ところで加藤英夫氏の「Card Magic Library第1巻」ついに刊行。まだ読みかけですが、目からウロコの記述がてんこもり。この本だけでしばらく楽しめそうです。そんなわけで、本日は加藤英夫氏が一般向けに執筆した著作をいくつかご紹介。

Photo 左から、「ラブリーマジック」(先江進名義 角川書店 1989年年)、「愛のマジックは地球を救う!」(先江進名義 ブラス出版 1994年)、「彼女と遊べるおもしろ手品21」(マジックブレーンズ名義 三笠書房 2000年)。

3冊とも、出版社は違いますが、手品で女の子にモテちゃおう^_^;、というコンセプトや、現象説明が漫画仕立てになっている点は共通しています。

2 こちらは「ラブリーマジック」の内容の一部。収録されているマジックの選択眼は流石です。

個人的には、あみだくじを使った「ふたりの運命」(加藤氏のオリジナル?)や、コインの出現・消失と女の子とのスキンシップ^_^;を上手く絡めた「キミを抱きしめて」などが面白いと思いました。また、巻末には如何に自分のマジックに磨きをかけるか、という理論にも触れられていて、読み応えのある内容になっています。

3 こちらは「愛のマジックは地球を救う!」。現象説明部分の漫画パートは一冊を通じてストーリー仕立てになっているので、漫画本としても楽しめます。

ネタ的には「ラブリーマジック」とカブるものもありますが、それ以外のネタでは、鉛筆を使ったパドルムーブマジックの「鉛筆に歴史あり」や、加藤氏オリジナルの「握りこぶしにコップが吸い付く「離れたくない……、離れない♪」、スリービングを使ったコインの消失「愛の深さとコインの重さ」などが印象に残りました。

また、この本も巻末に「マジック心理学」と題して、マジックを演じるうえでの心構え、注意点に触れられています。

4 こちらは「彼女と遊べるおもしろ手品21」。漫画パートの絵柄が今風ですね。

よく混ぜた6枚の名刺の中から観客自身が自分の名刺を選ぶ本格的なマジック「好きな人の名刺」、数理原理を使ったメンタルマジック「マトリックスコイン」などが印象に残りました。

というわけで、いずれも「ナンパ目的」といったヨコシマ(笑)な目的抜きにしても楽しめる内容の手品本でした。

2008年6月 5日 (木)

カラーチェンジングピラミッド

先日、UGMさんから会員向けのDVDが届きましたが、UGMスペシャルとして平壌魔術団のマジックショーの模様が収録されていたのにはちょっとびっくり。よくこんな映像手に入ったなぁ。しかも「前編」て。次号も平壌魔術団ですか。いろんな意味で大丈夫なのか。

それから同じDVDに収録されている長谷和幸氏のレクチャーに感心。おなじみのマジックを2つ組み合わせたものだけど、この組み合わせは思いつきませんでした。やっぱり長谷さん頭いいなぁ。

Photo で、今日紹介のネタは、そんなUGMさんで以前購入した「カラーチェンジングピラミッド」です。

片面が黄色、もう一方の面が赤色のプレートを示した後、黄色い面が外側になるようにしてプレートをピラミッド状に組みます。オマジナイをかけると、中から黄色いシルクのハンカチが何枚も出てきます。プレートを開き、今度は赤い面が外側になるようにしてピラミッド状にします。オマジナイをかけると、今度は中から赤いシルクのハンカチが何枚も出てきますが、最後に青いハンカチが出てきます。プレートを開くと、片面は青くなっています。2

プロダクションにカラーチェンジをプラスしたユニークなマジックです。カタログの現象説明を読んで一目惚れして購入^_^;

プロダクション用具で「ピラミッド」というと、金属製の四角錐のものがありますが、それとはまた別の原理になっており、ネタ場も広いのでより多くのものが出現できるようになっています。また、ネタ場もひっくるめて折り畳めるようになっているので、非常にコンパクトになり、持ち運びにも便利です。

2008年6月 1日 (日)

インポッシブル・アイソレーション

Photo 観客から一組のトランプより1枚のカードを選んでもらい、表にサインをしてもらいます。そのカードを残りのデックに戻してもらい、ケースに入れ、ポケットにしまいます。術者は、「あなたが何のカードを選ぶかは、すでにわかっていました」と言ってポケットから裏向きのジャンボカードと封筒を取り出します。「もしこのカードがあなたの選んだカードと同じだったら不思議ですね」と言ってジャンボカードを表向きにしますが、表側には、52枚すべてのカードが印刷されています。「冗談です」と言って術者は観客のカードを言い当てようとしますが、当たりません。「こんなときのために保険をかけておきました」と言って封筒を表向きにすると、「マジシャン保険」と書かれています。封筒の封を開けると、中から観客のサインしたカードが出てきます。

ボブ・キング氏考案の「インポッシブル・アイソレーション」です。封筒の両面を見せられるのがミソ。少しぐらいならお客さんに封筒を手渡ししても大丈夫です。ギャリー・カーツ氏や小川心平氏が演じているホチキスで封筒をとめるタイプのものとは、また少し原理が違います。これだけでも演技は充分不思議ですが、添付の封筒をル・ポールの財布にセットして使用すればさらに効果的な演技ができると思います。

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