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マジックグッズ

2017年3月31日 (金)

Easily Influenced

先日(2017年3月26日)、沼津のマジックバー、コットンさんで「ダローのマジックを楽しむ会」が開催されました。
この会は、2月に亡くなったダロー氏の大ファンである研究家の松尾譲治さんとゆうきともさんが発起人となり、お二人がダロー氏の経歴や代表的な作品などを発表する、という会でした。途中、ふじいあきらさんによるダロー氏直伝の3Flyの未発表手順の実演などもあり、非常に内容の濃い会となりました。
また、松尾さんやゆうきさんのダロー愛も感じられ、胸が熱くなりました。

で、そんな会に参加するにあたり、過去のダロー氏関連のディーラーズアイテムを何点か持参しようか、と思い抽斗の中をいろいろとひっくりかえしていたときに見つけたのが、今回ご紹介する「Easily Influenced」です。
Easily_influenced 現象:
1組のデックから2枚のカードが選ばれます。術者は、封筒から3枚のカードを裏向きに取出し「この3枚は他のカードから非常に影響を受けやすい性質を持っています」と言って、選ばれたカードのうちの1枚を足します。カードを表向きに広げるとすべて同じ数字です。そのカードを取り去り、もう1枚の選ばれたカードを足して広げると、先のカードとは違う数字にもかかわらず、3枚とも同じ数字になっています。「色も影響します」と言ってまた元のカード(赤いカード)に変えると、3枚とも赤いカードになってしまいます。さらにカードを2枚目のカード(黒いカード)に変えると、3枚とも黒いカードになってしまいます。「影響を与えるカードがないと3枚は混乱してしまいます」と言って、選ばれたカードを2枚ともしまってしまうと3枚のカードはマークも数字もごちゃごちゃになってしまいます。
現象説明を読むのが面倒な方は、ご本人の実演映像をご覧ください。

通常、デバイデッドカードを使用した変化現象の場合、変化は1回だけですが、巧妙な手順構成で3回変わったように見えるのがミソ。また、この手のギャフカードは、当然全面は見せられないのですが、「ごちゃごちゃになった」との理由付けで堂々と全面を見せてしまう、というのも賢いところ。特別なカウントなども必要なく、文字通り「Easily」に演技できます。
ずっとしまい込んでいましたが、この機会にまた、演じてみようと思います。

2016年4月27日 (水)

マリニのエッグバッグ

内側と外側を良く改めた布袋から卵が出現消失を繰返すエッグバッグ。1つ持っておくとサロンやちょっとしたステージなどで重宝するマジック道具です。エッグバッグとひと口にいってもいろいろなタイプがありますが、一番ポピュラーなのは「マリニ式」と呼ばれるタイプ。そこで、私が所持しているマリニ式のエッグバッグをいくつかご紹介します。

1 まずは、ポルトガルのルイス・デ・トマス製。
サイズはやや小ぶり。布地は柔らかめ。
個体差があるのかもしれませんが、私が購入したものは縫製が甘く、使用しているうちに袋の底の糸がほどけてしまいました。それを抜きにすれば使い勝手は良いです。
DVDがセットになっていて、解説ではクライマックスにひよこ出すようになっていますが、これはちょっとやりすぎかも。

2 続いてアルゼンチンのバザール・デ・マヒア製。
ルイス・デ・トマスのものよりもひとまわり位大きなサイズ。布地は柔らかめ。
木製の卵が付属しています。卵のサイズはL玉位の大きめのもの。卵はムクなので重量も結構あります。個人的には、卵はもう少し小さくて軽い方が扱いやすいような気がします。

3_2 こちらはスウェーデンのゲイ・ユンバーグ製。
ナイロンのような布地で、触感は硬め。
解説DVD付き。DVDで紹介されている、袋を改めて空であることを示した後、袋を観客に持たせ、観客自身に袋から卵を取り出させる演じ方は非常に効果的だと思います。

6 ミカメクラフト製。
写真では黒っぽくみえますが、青地の布で白いドット模様がついています。布はやや薄手で、柔らか目。
一番の特徴は、口に紐が付いていて巾着状になること。紐のつき方で、袋の中を確認しなくても、タネの位置がすぐ判るようになっています。
7_2 また、オプションとして同じ布で作られたスカーフが別売されていました。これは、エッグバッグの演技の最後に、袋と折り畳んだスカーフをすり替え、袋が一瞬でスカーフに変化する、というクライマックスを演じるためのものです。

4_2 最後はセルビアのロッシー製。
こちらもナイロンのような布地で、触感は硬め。解説DVDとプラ製の中空の卵が付属しています。
実は、このエッグバッグ、「NINJA EGG BAG」という商品名で販売されていたので、「一体どんなエッグバッグなんだろう?」と思って購5_2 入したのですが、解説DVDを見たら、忍者の格好をしたおじさん (ロッシー氏)が普通のマリニ式のエッグバッグの演技をしているだけでした。思わず画面に向かって「そっちかい!」と突っ込んだのは言うまでもありません。

2016年4月22日 (金)

Japanese Glass Levitation

1 このブログを開設した際の最初の記事にも書きましたが、私がマジックに興味をもつようになったのは、祖母に買ってもらったテンヨーのマジックセット、「あなたは手品師」がきっかけでした。

そのセットの中のメイン商品といえるのが、「これが手品」です。どんな現象か、簡単に説明すると……
改めた2個の透明なコップにシルクのハンカチを入れ、その上に折り畳んだ新聞紙を載せます。2個のコップの間にウォンドを差し入れ、そのままを持ち上げるとコップは新聞紙にくっついて持ち上がります。コップからハンカチを抜き出しますが、怪しいところはありません。

3 なにぶんこのセット、ウン十年前に買ってもらったものなので、既に失くしてしまったのですが、少し前に百円ショップのダイソーで、「これが手品」のミニチュア版ともいえる商品を見つけたので、買ってしまいました。
こちらの商品名は「宙に浮くコップ」。
附属のコップは不透明。新聞紙のかわりにハンカチを使用し、コップにハンカチを入れる代わりに水を入れる、と説明書には書いてあります。
タネの部分がこの為に造られたものではなく、市販のある文房具をそのまま流用しているのにはちょっと驚きました。でもって、この「タネ」に対して附属のウォンドが太すぎるので、うまく「浮き」ません。とほほ……(^_^;)

4_2 ところでこのマジック、モダンな道具立てなので、海外から伝わったマジックのようにも思えますが、同じ原理・現象のものが既に江戸時代後期に発行された手品伝授本「盃席玉手妻」に記されています。こちらの本では、コップとウォン5_2 ドではなく、お椀と扇子を使用しています。
そして同様のマジックが、「盃席玉手妻」の他にも「座敷即興手妻」、「手品早合点」、「手妻伝授紫帛」などの伝授本にも記されていることから、江戸時代ではある程度ポピュラー なマジックだったことがうかがえます。

2_2 私が子供の頃に読んだ子供向けの手品本にも同様のマジックが解説されています。こちらは、お盆の上に伏せて置いたコップが、お盆をひっくり返しても落ちない、という演出になっています。また、ウォンドや扇子のかわりに、コップの間には親指を入れる、という演じ方になっています。
※図左は引田天功監修「手品・奇術入門」小学館1971年・右は杉山金太郎著「マジック教室」秋田書店1969年より

で、今回、何故このマジックを取り上げたのかというと、去る4月17日に開催された「第2回 石田天海フォーラム」において、このマジックが話題に上がったからなのです。1936年にこのマジックを「Japanese Glass Levitation」の名で始めてアメリカに紹介したのが他ならぬ石田天海氏だったそうなのです。天海氏が紹介したのは、本の上にコップを伏せ、本を持ち上げてひっくり返してもコップは落ちない、という演じ方で、アンネマンもこのマジックを「優れたトリック」と書いています。その後、このマジックはCh.ラーソンによってヨーロッパに伝えられ「ラーソンがアメリカから持ち込んだトリックではベスト」と評されたそうです。

2016年4月21日 (木)

WHITE WASH

White_wash 1組のデックを表向きに広げて見せ、観客に1枚のカードを頭の中だけで選んで覚えてもらいます。術者は、もう1組のデックを裏向きで取り出して手に持ち、先ほど覚えたカードの色が赤か黒かを観客に尋ねます。観客が答えたら、覚えた色ではない方の色のカードを取り除く、と言って裏向きのまま表を見せずにデックから半分ほどを取って卓上に置きます。次に、マークを尋ねます(例えば、先に観客が黒いカードと答えたら、スペードかクラブのどちらかを聞く)。選ばれなかったマークのカードを取り除く、と言ってさらに手元のカードから半分位を卓上に置きます。最後に、覚えたカードの数が小さいか、大きいかを聞いて、また手もとから半分位のカードを取って卓上に置きます。そして残ったカードを、「A、2、3、4、5、6、7(或いは8、9、10、J、Q、K)」と言いながら、裏向きのまま卓上に1枚ずつ横一列に並べて置きます。そして観客に、1列に並べたカードの中から自分が覚えたカードと同じだと思うカードを表向きにしてもらいます。表向きにしたカードは観客が覚えたのと同じカードです。しかし、残りのカードを表向きにすると、表が印刷されていないブランクカードです。そして、先に卓上に置いたカードの表を見ると、こちらも全てブランクカードです。

カード・シャーク社の「WHITE WASH」です。先日紹介した「ブリザード」と同じく、観客の選ん だカード以外は全てブランク、という現象です。ただ、「ブリザード」と違い、カードの選択を「別デックから選ばせる」ようにしたことと、ブランクデックのタネ部分の「加工」により、ブランクカードを示す部分の演技が非常に楽にできます。

White_wash2_2 で、もうひとつ。こちらは緒川集人氏の「IMPOSSIBLE BLANK」。現象的には、上記の「WHITE WASH」とほぼ同じで、別デックから観客が選んだカード(と同じカード)以外は全てブランク、という現象です。
相違点は、カードの選択が、デックの表を見て覚えてもらうかわりに1枚抜いてもらう、ということ(実際には、こちらのセットでも見て覚えてもらう、という演技は可能です)。
最後に横一列に並べる6~7枚のカードは、最初にブランクデックから抜き出して脇によけて置いておく、ということ。そして、ブランクデックは、最初からブランクであることを見せてしまう、ということでしょうか。ブランクなのを見せながら、「こちらは赤いカードなので捨てちゃいましょう」などと言いながら選ばれなかったカードを捨ててゆくので、変なおかしさがあります。

タネ的な点での相違は、「WHITE WASH」が、カード・シャーク社ならではの加工がされているのに対し、こちらで使用するカードはノーマルで、ある種ミスディレクションをきかせたハンドリング(手順中、一か所で「ブリザード」ほどではありませんが、少し大胆なことをします)で現象を成立させている、という点でしょうか。そのため、ブランクデックの方は、演技後に全て観客に手渡して調べてもらうことができます。緒川氏によれば、手順中のダーティーワークの部分、プロのマジシャンに繰り返し見せたこともあるが、気付かれることはなかった、とのことです。
同じような現象でもさまざまな解決法があるのが面白いですね。

2016年4月19日 (火)

ブリザード

最近はレクチャーの記事ばかりだったので、マジック道具の紹介記事でもひとつ。

1_2 観客に好きなカードのマークと数字を思い浮かべてもらい、それが何のカードだったかを言ってもらいます。術者は「観客の言ったカードと同じ数字のカードを取り出す」と言って、1組のデックから観客に表を見せないように4枚のカード抜き出します。そのうち3枚のカードを表向きにすると、何も印刷されていないブランクカードです。残りのデックを表向きにすると、こちらも全てブランクカードです。残った1枚を表向きにすると、そのカードのみが普通のカードで、観客が思い浮かべたカードです。

ディーン・ディル氏の「コロッサル・ブリザード」です。観客が自由に思った以外のカードは全てブランクカードになっている、という強烈な現象です。
カードの選択は全くのフリーチョイスで、演技後にはすべてのカードを観客に渡して調べてもらうことができます。スライハンド的な意味でのテクニックは不要ですが、手順中、一か所で「とても大胆なこと」を行なう必要があります。そういう意味では、全くの初心者には少し敷居が高いかもしれません。
観客は少なめの方が演じやすそうです。

2_2 観客から見た現象はほぼ同じですが、ギャフデックを使用することによって「大胆な動作」を行なわなくてもよいようにしたのが、マーク・メイソン氏の「ツイステッド・ブリザード」。

ギャフカードを使用することによって、非常に簡単に演技をすることができます。ただし、ギャフカードゆえの欠点もあるわけで……。
何よりも、「観客のカード」を手渡しどころか、カードの全面を全て見せることができないのはちょっとマイナス。
なお、附属DVDでは同じギャフデックを使用した「アオウト・オブ・ディス・ワールド」のバリエーションも解説されています。

3_2 カードの選択部分にエキボック的な手法を使うことによって、ギャフカードやデックスイッチを排して同じような現象を行なえるようにしたのが、オズ・パールマン氏の「コロッサル・ブリザード」です。
難しいテクニックは不要で、ブランクカードの改めも自然に見える無理のない手順だと思います。

2014年9月23日 (火)

ふじいあきらが教えるスーパーコインマジック

Photo さて、例年なら今頃はテンヨーフェスティバルに参加してテンヨー新製品を購入している頃なのですが、今年は所要がありテンヨーフェスは不参加。したがって新製品の入手は10月末だなぁ、と思っていたのですが、5点の新製品の内、「ふじいあきらが教えるスーパーコインマジック」は、トイザらスで先行発売されている、という話を聞いたので、早速トイザらスへ行って購入してまいりました。

2_2 商品構成は、直径7センチほどのジャンボ500円玉と、ふじいあきら氏による解説DVDの セット。ジャンボ500円玉と普通の500円玉を手のひらの上に置くと左の写真みたいな感じ。
DVDで解説されているのは

すぐにできる!超不思議コインマジック
・千倍コイン
1枚の1円玉が手の中で2枚の500円玉になります。
・羊と羊泥棒
500円玉を羊と泥棒に見立てたマジック。2人の泥棒が5匹の羊を盗もうとしますが……。おなじみの古典セルフワーキングトリック。
・エスケープコイン
ハンカチに包んだ500円玉がハンカチを通り抜けます。マジシャンがもう一度やってみると、今度は500円玉は跡形もなく消えてしまいます。

覚えよう!基本テクニック
フィンガーパーム、フェイクパス(2種類)の解説。

本格的!テクニックを使うコインマジック
・ポケットを通りぬけるコイン

ズボンのポケットに入れた500円玉が貫通して外に出てきてしまいます。今度は、500円玉がズボンの外側からズボンのポケットの中に貫通してしまいます。
・グラスへ通うコイン
片手に握った500円玉が、もう一方の手に持ったグラスに移動してしまいます。
・10数えると
1から10までカウントしながら両手に500円玉を1枚ずつ握りますが、2枚とも右手に移ってしまいます。
・戻ってくるコイン
3枚の500円玉をテーブルに並べ、2枚を手に握り、1枚をポケットにしまいますが、手を開くと3枚になっています。もう一度同じことを繰り返しますが、やはり手を開くと3枚になっています。
・コインロール
コインロールのやり方の解説。

ジャンボコインを使ったマジック
・たたいて変化

手のひらの上に置いた500円玉をもう一方の手でたたくと、ジャンボ500円玉に変化します。
・フェイクパスからの変化
500円玉を手から手へ投げると、ジャンボ500円玉に変化します。
・指先での変化
指先に持った500円玉をもう一方の手でなでるとジャンボ500円玉に変化します。
・もみ込みからの変化
500円玉を手で揉んでいるとジャンボ500円玉に変化します。
・ジャンボコインのスチール方法
ポケットからスチールする方法と、座った状態で膝からスチールする方法の2通りを解説。

また、解説されたマジックを組み合わせた、2通りの手順の演技と、コインマジック初めて覚える人に向けたふじい氏のアドバイスも収録されています。DVDの収録時間は40分弱ですが、初心者向きとしては過不足ない内容だと思います。
コインマジックもやってみたいけど、ちょっと難しそう、と思っている人には良い教材ではないでしょうか。

2013年9月25日 (水)

テンヨー2014新製品

20141_2 去る9月22日に開催されたテンヨーフェスティバルでテンヨーの新製品を購入したのでご紹介します。カッコ内は考案者名(敬称略)。

・マネーショック(小宮賢一)

術者は、5枚の白紙を取り出し、改めます。白紙を2つに折ると一瞬で5枚の紙幣に変わってしまいます。
千円札用と一万円札用の2種類があり、それぞれ別売りになっています。白紙がお札に変化する仕組み自体は従来からあるもので20143_3 すが、準備が格段に楽にできるようになっています。通常この手のマジックは、タネを作るのにいろいろと切ったり貼ったりする必要がありますが、この製品の場合は、紙幣を5枚用意したらそれを折り畳んで粘着テープのついたギミックに貼り付けるだけで完成なので、数分あれば準備できてしまいます。5枚の紙幣になるというマジックで、本当に5枚しか紙幣を使用しない、というのも家計にやさしくてグッド。また、「新しい仕掛け」によって、変化後のお札の取り扱いがスムーズにできるようになっています。この手のマジックをご存じない方にはお薦め。

・ゴーストカード(ルーバー・フィドラー)

20144 術者は、十数枚のカードが入った半透明のケースをを取り出します。ケースからカードを出して示した後、再びケースに入れます。カードが入ったケースを術者の顔に押し当てると、カードは徐々に顔にめり込んでゆきます。めり込んだ部分は本当に消えてしまいます。消えた部分は、顔の反対側から出てきます。
天才ルーバー・フィドラーが生み出した怪作。とにかく常人には思いつかないような現象がユニーク。ギミックも良く出来ています。ただ現象が現象なだけに、使いどころがいろいろと難しそう(^_^;)。道具は一切改め不可だし。某巨大掲示板で「バーマジシャンがアイスブレイク的に使うとよい」みたいなレビューがありましたが、同感。とりあえず、おこずかいを貯めて1個だけマジック買うんだ、というちびっこがこれを買おうとしていたら私は全力で阻止しますが。
あと、解説書にはケースを使わないで、カードだけで演じる方法も紹介されていますが、これは至近距離ではちょっとキツイです。

・マジカルMRI(鈴木徹)

20142_2 小さな金属板を観客に渡し、透けないことを確認してもらいます。この金属板をフレームに入れて立てて置きます。観客に金属板の(術者から見て)向こう側にサイコロを好きな目を上にして置いてもらいます。術者は、金属板の手前側にもうひとつのサイコロを置きます。金属板をどけると、2つのサイコロの目は一致しています。今度は観客に、2個のサイコロを好きな目を上にして金属板の向こう側に置いてもらいます。術者は2つのサイコロの目も「透視」してしまいます。さらに観客に好きなトランプを選んで、金属板の向こう側に立てかけて置き、もう一枚のトランプでカバーしてもらいますが、やはり術者は「透視」してカードを当ててしまいます。
現象はやや地味な気がしないでもありませんが、とにかく不思議。デモを見ても全くタネが想像できませんでした。特に、カード当てのパートでは、術者側にはカードの裏しか見せていないので、一体どーなってるの?と頭をひねりました。
で、先ず箱を開けて中を見てびっくり。とても仕掛けがあるようには思えない、シンプルな道具。そして解説書を読んでさらにびっくり。あんなところがあんなふうになるなんて。そしてこれで、金属板の向こう側がわかっちゃうなんて!!とにかく素晴らしいギミック。個人的には今年イチオシの新製品です。

・4Dプリンター(近藤博)

20145_2 1組のトランプから観客に3枚のカードを選んでもらいます。術者は、中央に「窓」が開けられた封筒の中に、3枚のジャンボサイズのブランクカードを入れます。「窓」から3枚のカードが封筒の中に入ってゆくのが見えます。ジャンボカードを封筒から出すと、観客が選んだのと同じカードになっています。
カードの一部が常に見えた状態ですり替えられる、というシンプルだけど巧妙なギミックです。原理的には、以前紹介した「Eclipse Wallet」などとほぼ同じ。カード当てのセットの他、バースデーメッセージ用のカードを添付されています。カードもジャンボサイズなので、ちょっとしたサロンでも使えて重宝しそうです。

2013年4月18日 (木)

乙女手品

Photo_2 写真はおなじみのテンヨー製品……なのですが、ちょっとカラーリングが変わっていますね。実はこれ、女性向けの衣類や雑貨を扱うフェリシモというメーカーが販売している「乙女手品」というシリーズなのです。登録をすると、1年間にわたって毎月1点手品グッズが送られてくる、というシステムになっています。手品グッズはいずれもテンヨー製品をアレンジしたもののようです。
今年の1月からリリースが開始されたので、4月現在までに届いたのは4点。今までのラインナップは
1_2 1月「タワーオブダイス」(左写真)
2月「トランプマジック・魔法の水・テレパシーダイス」
3月「超能力ダイス」
4月「魔法のマスターキー」
となっています。
2 2月の「トランプマジック・魔法の水・テレパシーダイス」(右写真)は、テンヨーの「3つの手品」のうち2つ(「ふしぎな犬」を省略)と「Newカードマジック」のセット。カードのデザインは手描き風の可愛い感じのものに変更されています。
4 3月の「超能力ダイス」は巾着付き。細かいことですが、私が所持している旧来品の「超能力ダイス」は、蓋の部分に凹型のモールドがあるのに対して、乙女手品版は蓋一面がフラットになっています。最近になって型を変えたのかな?
ところで、このシリーズ「乙女」と謳っている割に解説書のイラストに3 描かれているのは男ばかり。これは一考の余地があるのでは(^_^;)

2013年4月13日 (土)

COINCIDENCE

Coincidence_2 蓋に1~4までの番号が書かれた薄い長方形のケースがあります。蓋の余白部分には4種類の硬貨が置かれています。どの番号の上にどの硬貨を置くかを観客に決めてもらい、術者はその通りの位置に硬貨を移動させます。そうしたら観客自身にケースの蓋を持ち上げて開けてもらいます。ケースの中を見ると、予言として蓋の上と全く同じ順番で4種類の硬貨が並べて貼りつけられています。ケースと蓋はそのまま観客に(少しくらいなら)調べてもらっても仕掛けに気付かれることはありません。

クライスの「COINCIDENCE」、考案は赤松洋一氏です。実演を見ながら「この現象を実現させるならこうするしかないな…」と思っていたのですが、最後にケースの中の硬貨が「糊付け」されている、という部分で完全にノックアウト(^_^;)。よく考えられています。
実演にあたっては、ちょっとした準備(すぐ済みますが)が必要なので、ポケットから取り出したらすぐに気軽に演じられる、という類のマジックではありませんが、不可能性の強い効果的なマジックだと思います。

2012年12月23日 (日)

プラズマトンネル

Photo 50円玉がちょうど通る幅の細長いケースがあります。ケースの中央に空いた穴にピンを刺し、ケースを立てて上から50円玉を落とし、オマジナイをかけると50円はピンを貫通してケースの下から出てきます。もう一度同じことをしますが、今度は50円玉は落ちてきません。ケースを2つに割ると、50円玉はピンの中央に刺さっています。
テンヨーの「プラズマトンネル」です。考案は高橋敬二氏……、すんません、jpmagicさんとこの記事の便乗です(^_^;)。
「貫通」の部分の仕掛けを巧いこと有効利用して意外なクライマックスを付け加えているのがユニークなところ。

オマケ:
Photo_2 上記のjpmagicさんの記事のコメント欄で話題になっている「ハイパートンネル」のコピー品(写真の右側にあるのがオリジナルの「ハイパートンネル」)。ダイソーで「通り抜けるコイン」という商品名で売られていました。もう本当にまるまるコピー(;´∀`)

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